会話形式でわかる近代俳句史超入門87 俳句史や人生について2  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」307号、2023.6.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。実力と運について、また運とは何かといったことなどを語り合った。

季節と追憶53 金子兜太の造形俳句 (俳誌「氷室」)

*「氷室」31-6、2023.6.1、pp.20-21。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。53回目は金子兜太の造形俳句と同時代芸術との関連性について論じた。

時のうつろい、句の響き29 草山の温泉郷 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-95、2023.5.30、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載29回目は台北市郊外にあった草山地域の温泉街を紹介し、ゆかりの作品として台湾の俳誌「ゆうかり」掲載句や、邱永漢の小説等を交えながら綴った。

タイムトラベル俳句の歴史14 総合誌と人間探求派の登場  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」339、2023.5.20、pp.38-41。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第14回目は昭和10年代前半を象徴する出来事として、総合誌「俳句研究」から生まれた人間探求派の俳人について綴った。

句の手触り、俳人の響き44 小田島渚4 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」40-6、2023.5.20、pp.34-35。 *現存俳人の評伝エッセイ。第44回目は小田島渚氏の4回目。2017年の角川俳句賞の予選通過後、「小熊座」に入会し、「銀漢」と併せて二結社に所属することで培われた俳句観等を紹介した。

会話形式でわかる近代俳句史超入門86 俳句史や人生について  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」306号、2023.5.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。「自分」をいかに認識するか、それと句作や人生がどのように関係するかといった内容を語り合った。

逸話のさざめき、句の面影38 高野素十 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」322、2023.5.1、pp.136-139 。 *物故俳人の評伝エッセイ。38回目は高野素十。「客観写生」の代表俳人とされた素十がなぜ「写生」にのめり込んだのか、その機微を彼の人生に照らしながら綴った。

句の手触り、俳人の響き43 小田島渚3 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」40-5、2023.4.20、pp.24-25。 *現存俳人の評伝エッセイ。第43回目は小田島渚氏の3回目。2015年に佐藤鬼房の句碑で不思議な体験をしたことや、2017年の角川俳句賞に応募したことなどを綴った。

タイムトラベル俳句の歴史13 「花鳥諷詠」に反旗を翻した俳人たち  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」338、2023.4.20、pp.38-41。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第13回目は「ホトトギス」と異なる潮流として、プロレタリア自由律や新興俳句の俳人たちを作品とともに紹介した。

逸話のさざめき、句の面影37 篠原鳳作 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」321、2023.4.1、pp.132-135 。 *物故俳人の評伝エッセイ。37回目は 篠原鳳作。「しんしんと俳碧きまで海の旅」の無季句の傑作を詠んだ鳳作の人生を綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門85 俳句史や「勉強」について  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」305号、2023.4.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。俳句史をいかに捉えるかということと、「勉強」の仕方や方法論との共通点等を語り合った。

季節と追憶52 敗戦後の短詩批判と社会性俳句 (俳誌「氷室」)

*「氷室」31-4、2023.4.1、pp.20-21。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。52回目は「敗戦後の短詩批判と社会性俳句」。1950年代に社会性俳句が勃興した一端に、敗戦後の定型短詩批判の風潮に対する反発があったことなどを綴った。

時のうつろい、句の響き28 基隆の船、台南の零戦 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-94、2023.3.20、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載28回目は豪華客船の浅間丸が台湾の基隆港で修復作業を受けた時の逸話や、台南で飛虎将軍として祀られている台湾沖航空戦も紹介しながら、俳誌「ゆうかり」の戦争末期の句…

句の手触り、俳人の響き42 小田島渚2 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」40-4、2023.3.20、pp.34-35。 *現存俳人の評伝エッセイ。第42回目は小田島渚氏の2回目。震災後に結社「銀漢」に入会したことや、佐藤鬼房顕彰全国俳句大会の参加、また小田島氏が鬼房の書に惹かれたことどなどを綴った。

タイムトラベル俳句の歴史12 昭和戦前期「ホトトギス」の傑作群2  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」337、2023.3.20、pp.42-45。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第12回目は昭和戦前期の「ホトトギス」雑詠欄で傑作を詠んだ俳人たちを紹介した。具体的には芝不器男、中村汀女、星野立子等を紹介した。

逸話のさざめき、句の面影36 野澤節子 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」320、2023.3.1、pp.132-135 。 *物故俳人の評伝エッセイ。36回目は野澤節子。女学生時代にカリエスで苦しんだ病床期を中心にしながら、彼女の句業のありようを綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門84 「俳句史」の見方について3(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」304号、2023.3.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。「俳句史」という認識の一例として、新興俳句を第一期、第二期に分けてそれぞれの特徴や影響を語り合った。

季節と追憶51 戦後の社会性俳句 (俳誌「氷室」)

*「氷室」31-3、2023.3.1、pp.20-21。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。51回目は「戦後の社会性俳句」。1950年代の社会性俳句の勃興について綴った。

タイムトラベル俳句の歴史11 昭和戦前期「ホトトギス」の傑作1  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」336、2023.2.20、pp.38-41。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第11回目は昭和戦前期の「ホトトギス」雑詠欄で活躍した松本たかし、中村草田男、川端茅舎等を経歴や代表句とともに紹介した。

句の手触り、俳人の響き41 小田島渚1 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」40-3、2023.2.20、pp. 46-47。 *現存俳人の評伝エッセイ。第41回目は小田島渚氏の初回。映画に関心を抱いていた氏が、俳句に強い興味を抱くようになったきっかけや、結社「銀漢」に入会するまでの経緯などを綴った。

逸話のさざめき、句の面影35 栗林一石路 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」319、2023.2.1、pp.158-161 。 *物故俳人の評伝エッセイ。35回目は栗林一石路。長野県青木村の自作農の家で生まれ育った境遇や、ジャーナリストとして生きたことなどを彼のプロレタリア俳句とともに綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門83 「俳句史」の見方について2(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」303号、2023.2.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。「俳句史」という認識の一例として、新興俳句の連作をどう捉えるかについて語り合った。

季節と追憶50 平成初期の「結社の時代」 (俳誌「氷室」)

*「氷室」31-2、2023.2.1、pp.18-19。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。50回目は「平成初期の「結社の時代」」。平成初期に「俳句」が推進した「結社の時代」のスローガンと時代の風潮を論じた。

タイムトラベル俳句の歴史10 自由律に賭けた俳人たち  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」335、2023.1.20、pp.40-43。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第10回目は自由律と代表俳人(尾崎放哉、種田山頭火、栗林一石路、橋本夢道等)を論じた。

句の手触り、俳人の響き40 結社と「私」について (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」40-2、2023.1.20、pp. 24-25。 *現存俳人の評伝エッセイ。第40回目は鶴岡加苗氏、松本てふこ氏の回を経ての振り返りとして、結社と「私」についての関係を綴った。

時のうつろい、句の響き27 台湾、基隆港 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-93、2023.1.20、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載27回目は台北市の基隆港の成り立ちや台湾の俳誌「ゆうかり」について綴った。

逸話のさざめき、句の面影34 村上鬼城 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」318、2023.1.1、pp.128-131 。 *物故俳人の評伝エッセイ。34回目は村上鬼城。耳疾で苦労した人生や逸話などを綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門82 「俳句史」の見方について(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」302号、2023.1.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。「俳句史」という認識が何をもたらすか、といったことを語り合った。

季節と追憶49 迪化街の城隍廟 (俳誌「氷室」)

*「氷室」31-1、2023.1.1、pp.36-37。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。49回目は「迪化街の城隍廟」。台北市の迪化街に祀られる城隍廟と台湾の俳誌「ゆうかり」について綴った。

タイムトラベル俳句の歴史9 四Sと現代俳句の幕開け  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」334、2022.12.20、pp.38-41。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第9回目は「ホトトギス」雑詠欄で活躍した四Sについて論じた。