2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

芋、段々畑、佐田岬―坪内稔典、富澤赤黄男など  (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館本館3階、第5・7会議室、2022.3.29、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文学講座」第10回目。佐田岬の川之石出身の富澤赤黄男、また九町出身の坪内稔典氏を中心にしながら、それぞれの地域文化の特徴や両俳人の個性について語った。

Presence of "Mno no Aware" in the Literature,Anime and more(ウィリアム&メアリー大学)

*ウィリアム&メアリー大学、2021.3.26、16:00-17:00。 *アメリカのウィリアム&メアリー大学、加藤知子先生のご準備による特別講演。村上春樹の小説や平家物語、俳句やアニメにおける「あはれ」や「桜」の表象を通じて、日本文化の情緒を考察した。

句の手触り、俳人の響き32 鶴岡加苗3 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」39-4、2022.3.20、pp. 46-47。 *現存俳人の評伝エッセイ。第32回目は引き続き鶴岡加苗氏の3回目。「狩」入会後の句作修行と、句集『青鳥』を刊行するまでの経緯等を綴った。

タイムトラベル俳句の歴史1 室町・戦国期の連歌 (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」325、2022.3.20、pp.40-43。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。室町期から戦国期に至る連歌の特徴やあり方について綴った。

旧別子を詠んだ俳句を味読する 戦後に訪れた山口誓子作品を中心に  (新居浜市生涯学習センター)

*新居浜市生涯学習センター主催によるオンライン講演、2022.3.19、14:30-17:30。 *新居浜生涯学習センター「日本文学講座」。旧別子を訪れた山口誓子の群作「別子銅山」の味読と、別子小学校に一時期置かれていた籠電車を詠んだ「渋柿」掲載の句、また別子…

俳句史講座10 「俳句って、楽しい」の時代、結社の時代、「私」の時代  (愛媛県文化振興財団)

*オンライン講座、2022.3.18、13:30-14:50。 *Zoomによる文化講座。10回目は1980年代以降の俳句史の一端として、辻桃子氏の「俳句って、たのしい」の感性や「結社の時代」のスローガン、また俳句甲子園等について述べた。

津島岩松の獅子文六、宇和島の大竹伸朗について  (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館本館3階、第5・7会議室、2022.3.17、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文学講座」第9回目。敗戦後、津島の岩松に疎開した獅子文六の作品や映画に加え、宇和島在住の大竹伸朗氏の作品や番組等を参照しつつ、両者が岩松や宇和島をどの…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と25 写真の音、匂い

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.315。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。25回目は台湾の写真を見直した時の音や匂いの記憶について綴った。 ∴ 昔の旅行写真を見ながら往事を振り返っていると、興味深いことがあった。 上の写真は夏に台湾…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と24 愛媛県の興居島

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.3.12。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。24回目は愛媛県の興居島に船で遊びに行った時のことを綴った。 ∴ 三月になり、陽ざしが春めいてきた。 上の写真は愛媛県の興居島(ごごしま)で撮ったもので、春…

第37回富澤赤黄男顕彰俳句大会選者  (八幡浜市教育委員会)

*『第37回富澤赤黄男顕彰俳句大会』、2022.3.6、pp.19-21。 *八幡浜市教育委員会による富澤赤黄男(川之石出身)を顕彰する2021年度俳句大会の特別選者を務めた。対面の大会は中止となり、各選者の選句結果を冊子にまとめて配布とした。

"Presence of Cherry blossoms in Haiku and Anime" (University of Washington)

*ワシントン大学、2021.3.4、12:00-13:30。 *アメリカのワシントン大学、西川伊都子先生の招待及び授業による"Japan Stidies Program"学部授業枠での特別講演。日本文化における「桜」の象徴や描かれ方について、俳句やアニメ、古典を通じて考察した。 htt…

季節と追憶39 別子小学校の籠電車 (俳誌「氷室」)

*「氷室」30-3、2022.3.1、pp.18-19。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。39回目は「 別子小学校の籠電車」。愛媛県新居浜市の別子銅山で、旧別子とされる別子山村の別子小学校には一時期「籠電車」なるものがグラウンドそばに記…

会話形式でわかる近代俳句史超入門72 近代俳句の捉え方1(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」291号、2022.3.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。72回目は近現代俳句の特徴を改めて捉え直すために、室町連歌の発句のあり方について語り合った。

逸話のさざめき、句の面影27 田中千弥 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」308、2022.3.1、pp.178-181 。 *物故俳人の評伝エッセイ。27回目は秩父郡下吉田村の神官、田中千弥。江戸後期から明治期にかけて彼が俳諧趣味を有した農村の背景や経緯、また明治期には三森幹雄の明倫講社に加入し、人倫の道を説く俳句を詠み続…

巻頭エッセイ 春の光  (総合誌「俳壇」)

*「俳壇」39-3、2022.3.1、pp.20-21。 *巻頭エッセイとして、春光の眩しさを綴った。