2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

批評家たちの「写生」(二十四) 小林秀雄(その十六)  (俳誌「翔臨」95)

*「翔臨」95号、2019.6.30、pp.20-24。 *文芸批評家の論を通じて「写生」を捉え直す連載評論で、今回が最終回。小林秀雄のエッセイを参照しつつ、高浜虚子や高野素十の「写生」の強度のありかを論じた。

俳句時評 歴史に対する敬虔さ (「朝日新聞」全国版)

*「朝日新聞」2019.6.30、朝日俳壇・歌壇欄、13面。 *俳句時評。川名大氏の「富澤赤黄男戦中日記」、また台湾の俳誌「ゆうかり」等を紹介した。以下は全文。

時のうつろい、句の響き07 旧別子の気配 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-73、2019.6.28、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載7回目は旧別子一帯に伝わる平家落人伝説や逸話を描きつつ、山口誓子が詠んだ旧別子の句群を味読した。

季節と俳句、愛媛講座01 (愛媛県文化振興財団文化講座)

*愛媛県民文化会館別館1階、2019.6.27、13:30-15:00。 *文化講座E「四季と愛媛の講座」第1回目。総論として、四季折々の情緒と愛媛文化のかかわり、また古典和歌や近代俳句、小説等にうかがえる季節感のありようなどを述べた。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2019.6.24-28、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな俳句を紹介。・6/24(月):「冷蔵庫」の俳句 ・6/25(火):藪内亮輔の短歌「電車から駅へとわたる一瞬にうすきひかり…

愛媛を楽しむ12 松山の狸伝説と俳句(愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館503教室、2019.6.4、13:30-15:00。 *近代俳人を軸にしながら、愛媛ゆかりの文学・文化を味わう講座。12回目は愛媛に多い狸伝説を取り上げながら松山城堀のお袖狸に注目し、正岡子規や今井つる女の狸関連の作品を紹介した。

愛媛を楽しむ11 山口誓子、旧別子のことなど3(愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館503教室、2019.6.4、13:30-15:00。 *近代俳人を軸にしながら、愛媛ゆかりの文学・文化を味わう講座。11回目も前回に引き続き山口誓子が旧別子を訪れた作品の雰囲気を解説しつつ、芥川三平『旧別子の伝説』で綴られた別子の様々な逸話や怪異…

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2019.6.3-7、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな俳句を紹介。・6/3(月):飴山實「法隆寺白雨やみたる雫かな」等 ・6/4(火):昭和期の団地の俳句 ・6/5(水):星野立子…

私と「現代詩手帖」アンケート  (「現代詩手帖」)

*「現代詩手帖」62-6、2019.6.1、pp.111-112。 *四つの問いに関するアンケート回答。「現代詩手帖」との個人的な思い出を綴った。

季節と追憶06 栴檀、楊梅 (俳誌「氷室」)

*「氷室」27-6、2019.6.1、pp.14-15。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。6回目は「栴檀、楊梅」。新古今集の歌や高知市を舞台に描いた宮尾登美子の小説を紹介しつつ、「寒雷」発表の楊梅を詠んだ句で締め括った。 *"Season and …

会話形式でわかる近代俳句史超入門39山口誓子2 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」259号、2019.6.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。大正後期から昭和初期にかけて活躍した四Sの一人目として、山口誓子を取り上げた。2回目は大学入学後から住友離職あたりまでの経歴を語り合った。

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句18 オートバイ、バイク (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」36-6、2019.6.1、pp.208-211。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。18回目は「オートバイ、バイク」。昭和戦後のバイクを中心に、各メーカーの名機を俳句とともに綴った。 * * * * * * * *Suject : "Every era, there were…

四季のうつろい、句の香り1 紫陽花  (「花鶏」)

*「花鶏」19-3、2019.6.1、pp.4-5。 *季節と俳句のエッセイ。紫陽花の風情を水原秋桜子や中村汀女らの句で綴った。

句の面影、今の風景07 梅雨の晴れ間 (俳誌「花信」)

*「花信」182、2018.6.1、pp.64-65。 *季節と俳句のエッセイ。7回目は梅雨の晴れ間の清々しさを永井荷風や辰巳浜子、正木ゆう子の俳句等を通じて綴った。