2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句の表現と季節感  (絵手紙会)

■愛媛大学図書館4階閲覧室、10:45-11:30。 ■三輪田米山の六曲屏風を見学に来た大阪・兵庫の絵手紙会の方々への講演。俳句は一句=一季語とされるが、実際の生活の中では季節のうつろいの中で暮らしており、かつては季重なりの俳句も多かったことを述べた。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2014.11.24-28、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、「電話」の句(11/24、月)、「白髪」の句(11/25、火)、鴇田智哉「凧と円柱」所収句(…

松山の昭和俳句について  (庚申庵、地域文化講座)

■松山市庚申庵2階、14:00-15:30。 ■松山在住の無名俳人が詠んだ松山関連の近代俳句を紹介した。「ホトトギス」「馬酔木」「天狼」等の著名俳句雑誌や地方俳誌等からうかがえるかつての松山の暮らしぶりを受講者とともに考察した。

「新居浜」の近代俳句と絵葉書について  (新居浜市生涯学習センター)

■新居浜市生涯学習センター、13:30-15:30。 ■愛媛県新居浜市は別子銅山で栄えた産業都市で、近代俳句にゆかりのある土地でもある。山口誓子等の著名俳人が文章や作品で記した新居浜関連の作品に加え、新居浜・別子在住の無名俳人たちの俳句作品、また戦前の…

俳句という有季定型詩の「読み方」 ―山口誓子の場合― (学術誌「日本近代文学」91集)

■「日本近代文学」91、2014.11.15、pp.159-166。 ■山口誓子が昭和期に発表した「ピストルがプールの硬き面にひゞき」をいかに読むか、どの点に留意し、何をもって「俳句」とすべきかを、十七字の読解を通じて具体的に考察した。

正岡子規一派の蕪村調と「俳句らしさ」―内藤鳴雪「秋の水湛然として日午なり」について―  (大学紀要「同志社国文学」81号)

■「同志社国文学」81、2014.11.10、pp.212-225。 ■明治期の正岡子規一派は俳句革新を担った派として著名だが、彼らの作品のどの点が革新的であったかは、意外に研究が進んでいない。本稿は、子規派俳人の内藤鳴雪句「秋の水湛然として日午なり」を同時代の俳…

俳句の正統と破格  (俳句結社「雲の峰」総会)

■俳句結社「雲の峰」(朝妻力主宰)総会、京都パレスサイドホテル2階、13:45-14:20。 ■近代俳句史上の「傑作」には破格の表現や発想が多いことを、西東三鬼、阿波野青畝、中村草田男の句解を通じて述べた。 なお、「雲の峰」2015年1月号「平成26年会員総会・…

会話形式でわかる近代俳句史超入門05高浜虚子1 (「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」204、2014.11.1、pp.38-39。 *青木先生と俳子による会話形式の近代俳句史。5回目は高浜虚子の「写生」について語り合った。

俳句時評「俳句遺産11 岸本尚毅 「写生」の系譜」  (「現代詩手帖」)

■「現代詩手帖」2014.11.1、164p。 ■「天為」「屋根」所属の岸本尚毅(1961-)についての月評。「秋晴にうつむいてゐる猿多し」等の句を紹介した。

俳句甲子園審査員、コメント  (「俳句甲子園」3号)

■「俳句甲子園」3号、第17回俳句甲子園公式作品集、53p。 ■2014年の俳句甲子園全国大会予選リーグ戦Hブロックの土佐高校、名古屋高校、首里高校の各対戦に関するコメント。結果としては、土佐高校が決勝戦に進出した。