2014-01-01から1年間の記事一覧

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2014.12.22-26、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、「狐」の句(12/22、月)、「クリスマス」の句(12/23〜25、火〜木)、「除夜の鐘」の句…

「正岡子規の「写生」、そして愛媛」講演録  (「愛媛国文研究」64号)

■「愛媛国文研究」(愛媛県高等学校教育研究会国語部会)64号、2014.12.22、pp.52-65。 ■2013年12月24日開催の愛媛県高校教育研究大会での講演「正岡子規の「写生」、そして愛媛」の講演録。

「カラフルな俳句、不思議な眼をした鳥たちのこゑ」  (下北沢B&B)

■下北沢B&B、15:00-17:00。 ■鴇田智哉氏の第二句集『凧と円柱』刊行記念としてB&Bで催されたトークイベント。コメンテーターとして鴇田智哉・田島健一・宮本佳世乃・青木、司会に橋本直。 ・B&Bサイトの案内はこちら→http://bookandbeer.com/blog/event/2014…

吉岡太朗歌集「ひだりききの機械」シンポジウム  (草津市立まちづくりセンター)

■草津市立まちづくりセンター301号室、13:30-17:00。 ■吉岡太朗歌集『ひだりききの機械』(短歌研究社)の批評会。コメンテーターとして歌人の黒瀬珂瀾、野口あや子、青木。司会は歌人の吉田竜宇。

本物の俳人 中村草田男『万緑』について  (俳誌「秋草」)

■俳誌「秋草」(山口昭男主宰)5-12、2014.12.1、pp.8-9。 ■中村草田男が第三句集『万緑』(昭和16)を出版した頃、彼に並ぶ俳人は地上にほぼ存在しなかったことを、同時代評及び作品分析を通じて述べた。

俳句時評「俳句遺産12 俳句年鑑2014 Desolation Row」  (「現代詩手帖」)

■「現代詩手帖」2014.12.1、pp.206-211。 ■2014年の俳句界を総括した評論。一年間の著名受賞句集や作品を列挙しつつ概括した後、ボブ・デュランの曲"Desolation Row"を参照しながら鴇田智哉氏の「上着きてゐても落葉のあふれ出す」(句集『凧と円柱』所収)…

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒14「風花」昭和27年6月号、中村汀女  (俳誌「円座」23号)

■「円座」23号、2014.12.1、pp.32-36。 ■かつての俳誌をたどりつつ、近代俳句の諸相を述べる評論。今回は中村汀女を取り上げ、彼女の主宰誌「風花」昭和27年6月号に掲載された「風車止まりし色や春の夕」等を論じた。

会話形式でわかる近代俳句史超入門06高浜虚子2 (「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」205、2014.12.1、pp.38-39。 *青木先生と俳子による会話形式の近代俳句史。6回目は高浜虚子の各句を例に、彼のまなざしの強さについて語り合った。

俳句の表現と季節感  (絵手紙会)

■愛媛大学図書館4階閲覧室、10:45-11:30。 ■三輪田米山の六曲屏風を見学に来た大阪・兵庫の絵手紙会の方々への講演。俳句は一句=一季語とされるが、実際の生活の中では季節のうつろいの中で暮らしており、かつては季重なりの俳句も多かったことを述べた。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2014.11.24-28、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、「電話」の句(11/24、月)、「白髪」の句(11/25、火)、鴇田智哉「凧と円柱」所収句(…

松山の昭和俳句について  (庚申庵、地域文化講座)

■松山市庚申庵2階、14:00-15:30。 ■松山在住の無名俳人が詠んだ松山関連の近代俳句を紹介した。「ホトトギス」「馬酔木」「天狼」等の著名俳句雑誌や地方俳誌等からうかがえるかつての松山の暮らしぶりを受講者とともに考察した。

「新居浜」の近代俳句と絵葉書について  (新居浜市生涯学習センター)

■新居浜市生涯学習センター、13:30-15:30。 ■愛媛県新居浜市は別子銅山で栄えた産業都市で、近代俳句にゆかりのある土地でもある。山口誓子等の著名俳人が文章や作品で記した新居浜関連の作品に加え、新居浜・別子在住の無名俳人たちの俳句作品、また戦前の…

俳句という有季定型詩の「読み方」 ―山口誓子の場合― (学術誌「日本近代文学」91集)

■「日本近代文学」91、2014.11.15、pp.159-166。 ■山口誓子が昭和期に発表した「ピストルがプールの硬き面にひゞき」をいかに読むか、どの点に留意し、何をもって「俳句」とすべきかを、十七字の読解を通じて具体的に考察した。

正岡子規一派の蕪村調と「俳句らしさ」―内藤鳴雪「秋の水湛然として日午なり」について―  (大学紀要「同志社国文学」81号)

■「同志社国文学」81、2014.11.10、pp.212-225。 ■明治期の正岡子規一派は俳句革新を担った派として著名だが、彼らの作品のどの点が革新的であったかは、意外に研究が進んでいない。本稿は、子規派俳人の内藤鳴雪句「秋の水湛然として日午なり」を同時代の俳…

俳句の正統と破格  (俳句結社「雲の峰」総会)

■俳句結社「雲の峰」(朝妻力主宰)総会、京都パレスサイドホテル2階、13:45-14:20。 ■近代俳句史上の「傑作」には破格の表現や発想が多いことを、西東三鬼、阿波野青畝、中村草田男の句解を通じて述べた。 なお、「雲の峰」2015年1月号「平成26年会員総会・…

会話形式でわかる近代俳句史超入門05高浜虚子1 (「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」204、2014.11.1、pp.38-39。 *青木先生と俳子による会話形式の近代俳句史。5回目は高浜虚子の「写生」について語り合った。

俳句時評「俳句遺産11 岸本尚毅 「写生」の系譜」  (「現代詩手帖」)

■「現代詩手帖」2014.11.1、164p。 ■「天為」「屋根」所属の岸本尚毅(1961-)についての月評。「秋晴にうつむいてゐる猿多し」等の句を紹介した。

俳句甲子園審査員、コメント  (「俳句甲子園」3号)

■「俳句甲子園」3号、第17回俳句甲子園公式作品集、53p。 ■2014年の俳句甲子園全国大会予選リーグ戦Hブロックの土佐高校、名古屋高校、首里高校の各対戦に関するコメント。結果としては、土佐高校が決勝戦に進出した。

俳句と、周りの景色6 落合博満と高野素十  (俳誌「白茅」6号)

■「白茅」2014.10.31、pp.19-21。 ■プロ野球史上唯一の三冠王三度を獲得した落合博満の打法と、「客観写生」の傑作を量産した高野素十の作品とを比較しつつ、神主打法と呼ばれた落合のバッティングと素十の「写生」句には共通点があることを述べた。

俳句時評「俳句遺産10 田島健一 「解らぬ」ことにこだわる」  (「現代詩手帖」)

■「現代詩手帖」2014.10.1、157p。 ■「炎環」「豆の木」所属の田島健一(1973-)についての月評。「ひとみごくうの瞳のうごく花野かな」「息災やまなこ大事に蛍狩り」等の句を紹介した。

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒13 「俳句」昭和27年6月号  (俳誌「円座」22号)

*「円座」22号、2014.10.1、pp.36-40。 *かつての俳誌をたどりつつ、近代俳句の諸相を述べる評論。今回は角川書店発行の「俳句」創刊号を取り上げ、掲載作品の中でも阿波野青畝「流し雛」連作が他の緒俳人と次元を異にする傑作であったことを述べた。

几董『井華集』夏 輪講(16)  (研究会紀要「俳文学研究」62号)

■「俳文学研究」62号、2014.10.1、pp.5-8。青木担当はpp.6-7。 ■京都俳文学研究会による几董『井華集』輪講録。永井一彰、小林孔、松本節子各氏、青木。春部の内、「山吹や胡粉の見ゆる雨の後」「山吹やさしぬき濡るゝ歩わたり」「山吹の影さす扨は夕月夜」…

会話形式でわかる近代俳句史超入門04正岡子規3 (「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」203、2014.10.1、pp.38-39。 *青木先生と俳子による会話形式の近代俳句史。5回目は正岡子規の批評家としての凄さを述べつつ、弟子格だった高浜虚子や河東碧梧桐らについて語り合った。

正岡子規の影響と中予について  (愛媛県生涯学習センター、文学講座)

*愛媛県生涯学習センター、13:30-15:30。 *生涯学習センター主催文学講座の第五回、「学び舎えひめ」講座。正岡子規がどのような俳人であったかを概括した後、愛媛県中予地方の近代俳句にどのような作品があり、かつての中予の暮らしがどのようなものであ…

モストのお天気歳時記 「秋の蝿叩いて見れば叩かるる 子規」(南海放送テレビ)

*南海放送テレビ「モストのお天気歳時記」2014.9.24、06:57-07:00。 *季節ごとの正岡子規の俳句をモストデンジャラス(吉本住みます芸人)のコントと青木の解説で届けるミニ番組。平日に一句紹介、土曜にその週から一句を再紹介。9.24は「秋の蝿叩いて見れ…

はるかな帰郷―田中裕明の詩情について―(7)  (俳誌「静かな場所」13号)

■「静かな場所」13号、2014.9.15、pp.13-14。 ■田中裕明の「詩情」をめぐる連載評論。裕明の「伝統」観を明らかにするため、「近江」を愛した俳人、森澄雄を参照した。森澄雄が愛した「近江=伝統」がいかに美しく整えられ、「私」に居心地の良い世界であっ…

一筆差し上げ候 正岡子規の書簡  (中四国ライブネット、南海放送)

■南海放送、18:00-20:00。 ■中四国8局ネットの生放送。正岡子規が夏目漱石や秋山真之、高浜虚子等に宛てた書簡を元に、ドラマとコメント、コント等を交えたライブ。司会は藤田晴彦(南海放送)、秋田緑(絵本作家)、モストデンジャラス(よしもと住みます…

モストのお天気歳時記 「鶏頭の十四五本もありぬべし 子規」(南海放送テレビ)

*南海放送テレビ「モストのお天気歳時記」2014.9.10、06:57-07:00。 *季節ごとの正岡子規の俳句をモストデンジャラス(吉本住みます芸人)のコントと青木の解説で届けるミニ番組。平日に一句紹介、土曜にその週から一句を再紹介。9.10は「鶏頭の十四五本も…

モストのお天気歳時記 「林檎くふて又物写す夜半哉 子規」(南海放送テレビ)

*南海放送テレビ「モストのお天気歳時記」2014.9.9、06:57-07:00。 *季節ごとの正岡子規の俳句をモストデンジャラス(吉本住みます芸人)のコントと青木の解説で届けるミニ番組。平日に一句紹介、土曜にその週から一句を再紹介。9.9は「林檎くふて又物写す…

俳句時評「俳句遺産09 彌榮浩樹 偉大な敗北」  (「現代詩手帖」)

■「現代詩手帖」57-9、2014.9.1、81p。 ■京都在住、「銀化」同人の彌榮浩樹(1965-)についての月評。句は「レタス噛む帽子の動く子どもかな」等を紹介した。