2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三森幹雄の「写生」批判  (研究会紀要「俳文学研究」)

■「俳文学研究」55号、2011.3.25、4-5p。 ■江戸俳諧と近代俳句の価値観の差異を、三森幹雄(旧派宗匠)と正岡子規の論を通じて考察した。

『村上春樹と小説の現在』  (日本近代文学会関西支部編、和泉書院)

村上春樹と小説の現在作者: 日本近代文学会関西支部編出版社/メーカー: 和泉書院発売日: 2011/03/22メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る ■掲載論文:「「羊男」の描写と「歴史」の現前について」(128-139p) ■…

聖なる病床 長谷川櫂『子規の宇宙』書評 (総合俳誌「俳句研究」78-2)

*「俳句研究」春号、78-2号、2011.3.15、347p。 *長谷川櫂著『子規の宇宙』(角川学芸出版、2010.10)の書評。

批評家たちの「写生」(四) 保田與重郎 その四 (俳誌「翔臨」70)

*「翔臨」2011.3.10、pp.6-7。 *文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。保田與重郎の評論を参照しつつ、古典和歌以来の季節感と近代以降の俳句の季節感が異なることを指摘しつつ、正岡子規の「写生」の特質を考察した。

あの頃、俳句は27 宇佐美魚目の気品 (俳誌「円虹」)

*「円虹」195号、2011.3.1、pp.10-11。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。27回目は「俳句」昭和49年月号掲載の宇佐美魚目作品にうかがえる気品について述べた。

昭和初期「ホトトギス」雑詠欄の魅力など(3) (「円虹」全国大会)

*「円虹」195、2011.3.1、pp.13-17。 *2010年10月17日の「円虹」全国大会(於鳥取県湯梨浜町、水明荘)の講演。分量が多いため、三ヶ月にわたり掲載した。最終回は山田弘子先生の句の魅力を語った。