2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

句の手触り、俳人の響き10 福田若之4  (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」37-6、2020.5.20、pp.32-33。 *現存俳人の評伝エッセイ。俳句甲子園に開成高校チームとして出場し、句集『自生地』を刊行した福田若之氏についての四回目。国分寺市という「校外」の雰囲気や句集の編集方法等を踏まえつつ、平成俳人としての…

時のうつろい、句の響き12 有津の吉井勇 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-78、2020.5.10、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載12回目は伯方島有津の光藤旅館に居を構え、家を建てる計画もあった頃の吉井勇の佇まいを描いた。

逸話のさざめき、句の面影05 菖蒲あや (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」286、2020.5.1、pp.。 *物故俳人の評伝エッセイ。5回目は菖蒲あや。あやは東京の下町に育ち、自ら生まれ育った路地の風情や工場で働く庶民の哀歓を詠んだ俳人で、彼女が俳句と出会い、救われたことなどを逸話とともに綴った。

季節と追憶17 エフエムいたみと朝妻さん (俳誌「氷室」)

*「氷室」28-5、2020.5.1、pp.14-15。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。17回目は「エフエムいたみと朝妻さん」。兵庫県伊丹市のラジオ番組「エフエムいたみ」に出演するきっかけとなったのが朝妻力さんのお誘いだったことや初収…

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句29 漫画 (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」37-5、2020.5.1、pp.208-211。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。29回目は「漫画」。戦後に突如登場した手塚治虫から筆を起こし、各時期を象徴する漫画作品や作家を綴りつつ、漫画に親しむ風景を詠んだ無名俳句を紹介した…

会話形式でわかる近代俳句史超入門50 川端茅舎2 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」270号、2020.5.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。大正期から昭和初期にかけて活躍した川端茅舎の俳句について語り合った。