2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

明治の蕪村調、その実態―俳人漱石の可能性について―  (学術誌「日本近代文学」)

■「日本近代文学」84集、2011.5.15、pp.1-15。 ■小説家になる以前、夏目漱石は俳人として知られたが、その実態はさほど研究されなかった。たとえば、俳人漱石と蕪村の関係は、これまでは次のようにまとめられることが多い。 ・漱石が句作を始めた頃は、子規…

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2011.5.9-13、AM10:50-11:00、15:50-16:00。 ■ラジオ放送。各回ごとに俳人と代表句などを紹介。詳細は、短冊の見方(5/9、月)、花の本聴秋(5/10、火)、鈴木六林男(5/11、水)、「手」を詠んだ句(5/12、木)、…

あの頃、俳句は29 月並の魅力 (俳誌「円虹」)

*「円虹」197号、2011.5.1、pp.10-11。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。29回目は明治期の「月並」とされた俳諧宗匠たちの句の魅力について述べた。