2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句と、周りの景色17 青  (俳誌「白茅」17号)

■「白茅」17号、2018.4.30、pp.15-17。 ■「青」に宿る生と死のイメージをスケッチした。清朝の張問陶の漢詩、ユルスナールの小説「斬首されたカーリ女神」、飯田龍太の句群を遍歴しつつ、最後は「裏返る蟇の屍に青嶺聳つ 龍太」で締めくくった。

俳句時評 平成俳句の歩幅  (「朝日新聞」全国版)

*「朝日新聞」2018.4.29、朝日俳壇・歌壇欄、9面。 *俳句時評。下は全文。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2018.4.23-27、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな俳句を紹介。詳細は下記の通り。 ・「ゆで玉子むけばかゞやく花曇 中村汀女」(4/23、月) ・「まさをなる空よりしだ…

俳句の輪郭   (現代俳句協会青年部シンポジウム)

■現代俳句協会青年部シンポジウム、於ゆいの森あらかわ三階、2018.4.22、13:30-16:45。 ■「俳句の輪郭」として、歴史に残る俳句のみを列挙した俳句史ではなく、市井の人々や俳句によって生活の支えとなったことをどのように捉え、位置付けるかを論じたシンポ…

会話形式でわかる近代俳句史超入門25  (俳誌「100年俳句計画」)

■「100年俳句計画」245号、2018.4.1、pp.24-25。 ■「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史で、大正期「ホトトギス」の雑詠欄で活躍した飯田蛇笏の経歴や逸話などからうかがえる俳人としての特徴を述べた。

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句04 洗濯機  (総合俳誌「俳壇」)

■「俳壇」35-4、2018.4.1、pp.206-209。 ■有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。第4回目は「洗濯機」。昭和戦後期に「三種の神器」として洗濯機が登場し、噴流式、二槽式、全自動等と発展した時代、主婦や「洗濯機」がいかに詠まれたかを…