2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

句の手触り、俳人の響き13 小野あらた3 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」37-9、2020.8.20、pp.26-27。 *現存俳人の評伝エッセイ。第13回目も引き続き小野あらた氏。自身を要領が悪く、句作の才に恵まれないと感じ、黙々と努力し続けた結果、高校一年生の俳句甲子園決勝大会で「絵も文字も下手な看板海の家」を出句…

神は下五に宿る ―「澤四十句」を通読して― (「澤」)

*「澤」21-8、245、2020.8.1、pp.32-35。 *「澤」二十周年記念号の寄稿。「澤四十句」を例に、「澤調」とされる句調が下五の「声」にあることなどを論じた。

会話形式でわかる近代俳句史超入門53 中村草田男2 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」273号、2020.8.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。今回は中村草田男の俳句の特徴を語り合った。

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句32 カツレツ、とんかつ (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」37-8、2020.8.1、pp.208-211。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。32回目は「カツレツ、とんかつ」。山口誓子や久保田万太郎、石橋辰之助、石川桂郎

季節と追憶20 生きていること (俳誌「氷室」)

*「氷室」28-8、2020.8.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。20回目は「生きていること」。村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』や不可思議/wonderboyのポエトリーラップ「生きる」、また星野立子の俳句等に通う、生きる…

逸話のさざめき、句の面影08 中村草田男 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」289、2020.8.1、pp.134-137。 *物故俳人の評伝エッセイ。8回目は中村草田男。元「万緑」会員で現「翔臨」主宰の竹中宏氏からうかがった草田男の逸話等を紹介しつつ、草田男の作品にも通底する彼の人柄や特徴を綴った。