2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と01 「木綿のハンカチーフ」を大学授業で扱った時のこと

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2020.12.31。 *趣味や大学の授業、また俳句その他についての随筆。第一回目は「木綿のハンカチーフ」を大学の授業で考察した時のことについて。2020年度前期にオンライン授業を行った際、ある授業で「木綿のハンカチ…

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2020.12.28-2021.1.4-8、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな俳句を紹介。内容は下記の通り。・12/28:塩田博久「歯科に順待たされをるも年用意」、石田波郷「除夜の…

愛媛俳句学講座2 正岡子規 (愛媛県文化振興財団文化講座)

*オンライン講座、2020.12.23、14:00-15:00。 *Zoomによる文化講座。第2回は正岡子規。子規の士族としてのあり方や「写生」について、また病床のありよう等について語った。

金沢ゆかりの室生犀星の短歌、泉鏡花の俳句など (ボン大学 )

*ボン大学、2020.12.21、22:30-24:00。 *ドイツのボン大学の日本文学研究者、ハロルド・マイヤー氏とのオンラインによる連続共同授業で、大学院学生が対象。金沢ゆかりの作家である室生犀星、泉鏡花、徳田秋声の短歌や俳句、また金沢を訪れた高浜虚子の俳…

句の手触り、俳人の響き17 岸本尚毅2 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」38-1、2020.12.20、pp.32-33。 *現存俳人の評伝エッセイ。第17回目は前回に引き続き、俳句甲子園審査員長も務める岸本尚毅氏の「写生」観をうかがった。

中日文化・文学の差異と魅力 ―「花」や「色」を中心に― (中国遼寧師範大学国際学院 )

*中国大連市遼寧師範大学、2020.12.19、9:30-10:00 *Zoomによるオンライン学術交流シンポジウムでの講演。中国の漢詩における「花」と和歌や俳句、アニメ等における「花=桜」の差異について、また中国の「赤・紅」と日本の「白」の差異についてを論じた。

「桜」と「無常」について (ニコラウス・コペルニクス大学 )

*ニコラウス・コペルニクス大学、2020.12.17、19:30-21:15 *Zoomによる特別講演。古典文学や村上春樹の小説、和歌、俳句、アニメ、マンガ等を参照しつつ、日本文学や文化に通底する「無常」と「桜」の風情について論じた。

日本の四季と「うつろい」の感性を考える ―文学や文化全般の表現を通じて― (ワルシャワ大学 )

*ワルシャワ大学、2020.12.15、18:30-19:15。 *ワルシャワ大学日本学科の日本文化祭がオンラインで開催され、その二日目の講演。文学や絵画、アニメその他のポップカルチャーに至るまで、日本文化は四季の「うつろい」を重要な情緒として描く傾向にあるこ…

金沢ゆかりの室生犀星の短歌、俳句など (ボン大学 )

*ボン大学、2020.12.14、22:30-24:00。 *ドイツのボン大学の日本文学研究者、ハロルド・マイヤー氏とのオンラインによる連続共同授業で、大学院学生が対象。金沢ゆかりの作家である室生犀星、泉鏡花、徳田秋声の短歌や俳句、また金沢を訪れた高浜虚子の俳…

短詩の幸う地  (「愛媛新聞」)

*「愛媛新聞」2020.12.12、12面。 *愛媛新聞主催の短詩型文学賞に関連しての寄稿。愛媛は短詩の幸う地として、正岡子規、高浜虚子、中村草田男、芝不器男ら愛媛ゆかりの俳人や俳句、また東予の伯方島等に長逗留した吉井勇や短歌を紹介しつつ、また現存俳人…

2020年の収穫  (「週刊読書人」)

*「週刊読書人」3369号、2020.12.11、3面。 *各人が2020年刊行書籍から三冊を選ぶ特集記事。安里琉太『式日』、上田千秋『花の本聴秋』、伊藤一郎『龍之介の芭蕉・龍之介の子規』の三冊を挙げた。

日本の俳句、アニメ、ポップス等は「青空」をいかに描いたか (ヤギェロン大学)

*ポーランドのヤギェロン大学、2020.12.9、18:30-21:15。 *Zoomによる特別講演。現代詩や俳句、古典、アニメ、J-POP等における「青空」の表象を辿りつつ、その意味や効果等をヤギェロン大学の日本古典文学専攻の園山千里先生及び学生とともに考察した。 な…

俳壇動向 俳文学界の一年  (「俳句年鑑2021年版」)

*「俳句」別冊「俳句年鑑2021年版」、角川書店、2020.12.7、pp.258-263。 *俳文学界の2019年秋~2020年秋の動向。収穫として、長谷川千尋氏、田部知季氏の学術論文の他、上田千秋氏『花の本聴秋』、伊藤一郎氏『龍之介の芭蕉・龍之介の子規』等を紹介した。

逸話のさざめき、句の面影12 山口青邨 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」293、2020.12.1、pp.140-143。 *物故俳人の評伝エッセイ。12回目は山口青邨。盛岡藩士族として育ち、1930年代にドイツ留学した頃の随筆や俳句の雰囲気を綴るとともに、太平洋戦争下の彼の身の処し方等を描いた。

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句36 カラーテレビ (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」37-12、2020.12.1、pp.208-211。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。36回目は「カラーテレビ」。昭和40年代以降、白黒テレビと交代するように発展したカラーテレビ時代のテレビ番組や話題作等を綴った。

季節と追憶24 ドイツの冬 (俳誌「氷室」)

*「氷室」28-12、2020.12.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。24回目は「ドイツの冬」。実際にドイツのクリスマスマーケットを訪れた時の印象とともに、1930年代にドイツに留学した山口青邨の随筆や俳句について綴っ…

会話形式でわかる近代俳句史超入門57 中村汀女1 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」277号、2020.12.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。今回は中村汀女の経歴を語り合った。