2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和の「路地」を生きた俳人、菖蒲あやについて  (「日本現代詩歌研究」13)

■「日現代詩歌研究」13、2018.3.30、pp.121-139。 ■菖蒲あや(1924-2005、「若葉」同人、後に「春嶺」主宰)という俳人を紹介しつつ、昭和の「路地」のありようを論じた。東京下町に生まれ育った菖蒲は貧しい工場勤めの中、敗戦直後の職場俳句で句作に目覚め…

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2018.3.26-3.30、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は下記の通り。 ・タゴールの名言(3/26、月) ・ラ・ブリュイエールの名言(3/27、火) ・…

俳句学講座10 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール3階第5,7会議室、2018.3.15、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」第10回目、「俳句」と文化を味わう―山頭火と松山、愛媛文化の厚みについて、及びまとめ」。愛媛県松山市の文化の味わい方の一つとして、正岡子規や種田山頭火の句や随筆…

はるかな帰郷―田中裕明の詩情について―(14)  (同人俳誌「静かな場所」20号)

■「静かな場所」20号、2018.3.15、pp.11-14。 ■田中裕明の「詩情」をめぐる連載評論。坪内稔典の「主体」のありようを分析しつつ、それが森澄雄の「主体」と表裏をなすものであることを指摘し、田中裕明には彼らのような意味での「主体」が存在しなかったこ…

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句03 路地  (総合俳誌「俳壇」)

■「俳壇」35-3、2018.3.1、pp.208-211。 ■有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。第3回目は「路地」。昭和期の「路地」の風景を無名俳人の句を通じて描きつつ、「寒茜して路地よりの子もり唄」で締め括った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門24  (俳誌「100年俳句計画」)

■「100年俳句計画」244号、2018.3.1、pp.22-23。 ■「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史で、大正時代の一回目。「ホトトギス」での高浜虚子の俳句復帰、雑詠欄に集った飯田蛇笏等の句群を紹介しつつ、大正時代の概説を述べた。