2017-01-01から1年間の記事一覧

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2017.12.25-2018.1.5、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は下記の通り。 ・クリスマスの短歌、俳句: 「クリスマスツリーを飾る灯の窓を旅人…

2017年の収穫  (「週刊読書人」)

*「週刊読書人」3219号、2017.12.15、2面。 *各人が2017年刊行書籍から三冊を選ぶ特集記事。下記は本文。 *田島健一『ただならぬぽ』(ふらんす堂)。 ジジェクを愛読し、加藤楸邨の系譜を受け継ぐ俳人の第一句集。「西日暮里から稲妻見えている健康」「…

俳句学講座07 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール3階第5,7会議室、2017.12.13、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」第6回目「「愛媛の俳句」を味わう、中予編」。愛媛県の中でも中予地域に注目し、正岡子規や中村草田男、石田波郷といった著名人の他に多くの無名俳人の句を紹介しつつ、…

子規句胸に街歩きを (愛媛新聞)

*「愛媛新聞」2017.12.4、地方9面。 *12.3に催された坂の上の雲ミュージアム開館10周年記念シンポジウム及び基調講演等の取材記事。下は記事。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2017.12.4-8、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は下記の通り。 ・松下幸之助の名言(12/4、月) ・俳句:「髪を透く海士の乳房に焚火飛ぶ …

坂の上の雲ミュージアム開館10周年記念シンポジウム

■坂の上の雲ミュージアム2階ホール、2017.12.3、13:30-16:10。 ■松山市内の「坂の上の雲ミュージアム」開館10周年記念のシンポジウム。進行は下記の通り。 ・基調講演(13:45-14:45) 青木亮人「『坂の上の雲』のまち 松山の文化、文学の面影をたずねて」 ・…

俳壇月評 十月号の作品  (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」34-13、2017.12.1、pp.172-177。 *「俳壇」「俳句」「俳句四季」「俳句あるふぁ」「俳句界」2017年10月号掲載諸作の紹介及び句評。

会話形式でわかる近代俳句史超入門21  (俳誌「100年俳句計画」)

■「100年俳句計画」241号、2017.12.1、pp.22-23。 ■「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。河東碧梧桐の大正期から最晩年までの経歴を中心に述べた。

特集アンケート 平成俳句検証  (総合俳誌「俳句界」)

■「俳句界」257号、2017.12.1、75p。 ■平成俳句を検証するアンケート。「1.あなたが選ぶ平成を代表する句」「2.あなたが選ぶ平成を代表する俳人」の各質問に対し、下記のように答えた。 1.元日の畳の国をはるかかな 三橋敏雄 「平成の名句」が「昭和への鎮魂…

刻まれた句、漂う夢 戦後俳句史3 ポップシンガー、辻桃子  (俳誌「円座」41号)

■「円座」41号、2017.12.1、pp.52-59。 ■戦後俳句史の第三回目。1980年代の辻桃子に同時代のコピーライター糸井重里の発言を重ねつつ、「俳句って、たのしい」と公言した辻桃子の感性を「ポップシンガー」と捉えた。

この本 この一句  (総合俳誌「俳句界」)

*「俳句界」258、23-12、2017.12.1、p.231。 *吉野正一『詩季の風』、大平照子『炬燵舟』の一句評。

俳句学講座06 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール3階第5,7会議室、2017.11.29、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」第6回目「「写生」を味わう」。近代俳句史上の「写生」作品の奇妙さと迫力とを、高浜虚子や高野素十、中村草田男等の作品に即しつつ述べた。

余白の空け方、心情の滲ませ方  (結社「雲の峰」総会)

■京都パレスサイドホテル2階グランデ 、2017.11.11、14:10-15:10。 ■結社「雲の峰」総会での講演。短詩型の俳句でいかに余白を作り、いかに心情をさりげなく滲ませ、余情を醸し出すかといったことを、実例を元に述べた。

四季のうつろいと社会性 (俳句結社「雉」全国大会)

■クレイトン・ベイホテル3階天の間1、2017.11.5、15:40-16:50。 ■広島県呉市で催された俳句結社「雉」全国俳句大会及び総会での講演。総会は14:00-17:00。「雉」主宰の田島和生氏の師系である「風」の沢木欣一等の作品を参照し、かつての社会性俳句のありよ…

余白のある句、立ち止まらせる句  (愛媛県俳句協会主催)

*ひめぎんホール2階真珠の間A、2017.11.3、14:00-15:00。 *愛媛県民総合文化祭・俳句大会の一環。「いつか」「しづかに」といった時の経過を示す語は、余白と主観を同時に発生させることが多く、短詩型でいかにそれらを効率的に自分のものにするかといった…

この本 この一句  (総合俳誌「俳句界」)

■「俳句界」23-11、2017.11.1、p.197。 ■松田徳枝『坂の家』、小室登美子『初仕事』の一句評。

俳壇月評 九月号の作品(総合俳誌「俳壇」)

■「俳壇」34-12、2017.11.1、pp.172-177。 ■「俳壇」「俳句」「俳句四季」「俳句あるふぁ」「俳句界」の各誌2017年9月号掲載諸作の句評。

会話形式でわかる近代俳句史超入門20  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」240号、2017.11.1、pp.18-19。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。第20回は河東碧梧桐の経歴を明治末期までまとめた。

俳句甲子園審査、コメント  (「俳句甲子園」6号)

■「俳句甲子園」6号、第20回俳句甲子園公式作品集、2017.11.1。 ■2017年俳句甲子園審査のコメント。地方大会松山第一会場の最優秀句(151p)、全国大会予選トーナメントG×Hブロックの松山東高校×開成高校(59p)の対戦内容。

俳句と、周りの景色16 気配  (俳誌「白茅」16号)

■「白茅」16号、2017.10.31、pp.15-17。 ■シベリア抑留から帰還した香月泰男の絵や、ハイデガーをたずねたパウル・ツェランの詩に彷徨う黒い「気配」を描きつつ、渡辺水巴の俳句に漂う「気配」を論じた。

批評家たちの「写生」(二十) 小林秀雄(その十二)   (俳誌「翔臨」90号)

*「翔臨」90号、2017.10.31、pp.22-23。 *文芸批評家の論を通じて「写生」を捉え直す連載評論。小林秀雄の「近代絵画」を再び参照しつつ、高浜虚子らの「写生」句の本質を「現在」の強度に看た上で、九鬼周造の時間論に接続する形で論じた。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2017.10.30-11.3、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は下記の通り。 ・短歌:「硝子戸に鍵かけてゐるふとむなし月の夜の硝子に鍵かけること 葛…

大特集・100人が読む金子兜太 前編   (「俳句四季」)

■「俳句四季」34-11、2015.10.25、p.47。 ■「大特集・100人が読む金子兜太 前編」に寄稿。金子兜太の代表句を一句挙げ、論評する内容で、「青年鹿を愛せり嵐の斜面にて」を挙げた。

俳句学講座05 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール3階第5,7会議室、2017.10.25、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」第5回目「「時代」を味わう」。1970年代の種田山頭火ブームを例に、ある過去の作品が発掘され、流行する際、時代の流れや嗜好が大きく影響していることなどを、1970年代…

俳句王国がゆく 松山編  (NHK総合)

*NHK総合、2017.10.15、14:30-15:30。 *「俳句王国がゆく」の松山ロケに出演。番組前半で壇蜜氏、蝶野正洋氏、松山俳句チーム(森川大和氏、福岡日向子氏)及び東京俳句チーム(北大路翼氏、大塚凱氏)が正岡子規・夏目漱石ゆかりの道後温泉界隈を歩き…

会話形式でわかる近代俳句史超入門19  (俳誌「100年俳句計画」)

■「100年俳句計画」239号、2017.10.1、pp.18-19。 ■「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。第19回は河東碧梧桐の墓前で久しぶりに再会した俳子と青木先生が再び俳句史を語り合うこととし、子規、虚子の次の俳人として碧梧桐を語り合う内容。

この本 この一句  (総合俳誌「俳句界」)

■「俳句界」23-10、2017.10.1、pp.222。 ■大山夏子『光陰』の一句評。 石畳に白菜干して城下町 掲句は本書の代表句というより、むしろ目立たない一句といえる。著者の存念を示す句であれば、「死に方を問われてたたむ秋扇」「気後れを今に引き摺る敗戦日」等…

俳壇月評 八月号の作品(総合俳誌「俳壇」)

■「俳壇」34-11、2017.10.1、pp.170-175。 ■「俳壇」「俳句」「俳句四季」「俳句あるふぁ」「俳句界」2017年8月号掲載諸作の句評。

鑑賞力を鍛える 読みの分かれる名句 (総合俳誌「俳句界」)

*「俳句界」255、23-10、2017.10.1、p.80。 *関悦史氏の句「人類に空爆のある雑煮かな」の対照的な読解を示しつつ、それが両立したまま平成時代の気分を表していることを論じた。

刻まれた句、漂う夢 戦後俳句史2 忍耐の時代、楽しさの季節   (俳誌「円座」40号)

■「円座」40号、2017.10.1、pp.50-57。 ■戦後俳句史論の二回目。1980年代の諸相として、前回の菖蒲あやに続き古賀まり子の発言を参照することで大正期生まれの女性俳人のありようを確認し、昭和20年生まれの辻桃子が「たのしい」「好きだ」といった感性で俳…