2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
*「翔臨」2010.6.30、pp.34-35。 *文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。保田與重郎の評論を参照しつつ、正岡子規の「写生」を考察した。
*大阪俳句史研究会総会(於柿衞文庫)、わたなべじゅんこ氏(俳人・結社「船団」所属)との公開対談、2010.6.26。 *明治の月並宗匠における俳句観から始まり、河東碧梧桐の句と書、大阪の子規派における蕪村受容のあり方、また山口誓子の俳論の特徴や西東…
■「子規博だより」29-1、2010.6.25、pp.9-11。「子規博だより」は松山市子規記念博物館発行の紀要。 ■正岡子規は「俳句革新」と称される数々の俳論を発表し、俳人の革命児として知られている。しかし、彼は当初から俳人として世に立とうとしたわけではなく、…
■学術誌「国語と国文学」87-6、2010.6.1、pp.48-64。 ■明治期俳句の「旧派」の代表、三森幹雄は俳諧教導職を担った俳人である。彼は明治新政府の方針に沿った俳句活動を行ったことで知られるが、正岡子規に否定されてしまう。その結果、彼は国家政策に盲従し…
*「円虹」186号、2010.6.1、pp.8-9。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。18回目は「現代俳句」昭和25年6月号の日野草城、鈴木六林男の各句について述べた。
*「俳句研究」77-3号、夏号、2010.6.1、p.191。 *2010年2月に急逝した山田弘子(「ホトトギス」同人、俳句結社「円虹」主宰)の追悼文。思い出深い一句に「蹄の音寒夕焼の彼方より 弘子」を掲げた。以下は掲載文。
*「氷室」18-6、2010.6.1、pp.28-29。 *俳句に関するエッセイ。43回目は「鶴」が復刊した昭和28年6月号に寄せた小林康治の「四季貧窮」のありようを綴った。