2010-06-01から1日間の記事一覧

「道」と「文学」――明治の「庶民教化」と子規の俳句革新について  (学術誌「国語と国文学」)

■学術誌「国語と国文学」87-6、2010.6.1、pp.48-64。 ■明治期俳句の「旧派」の代表、三森幹雄は俳諧教導職を担った俳人である。彼は明治新政府の方針に沿った俳句活動を行ったことで知られるが、正岡子規に否定されてしまう。その結果、彼は国家政策に盲従し…

あの頃、俳句は18 「現代俳句」昭和25年6月号 (俳誌「円虹」)

*「円虹」186号、2010.6.1、pp.8-9。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。18回目は「現代俳句」昭和25年6月号の日野草城、鈴木六林男の各句について述べた。

追悼 山田弘子(弘子の一句) (総合俳誌「俳句研究」)

*「俳句研究」77-3号、夏号、2010.6.1、p.191。 *2010年2月に急逝した山田弘子(「ホトトギス」同人、俳句結社「円虹」主宰)の追悼文。思い出深い一句に「蹄の音寒夕焼の彼方より 弘子」を掲げた。以下は掲載文。

俳諧いまむかし(四三) 六月 「鶴」昭和二八年六月 (俳誌「氷室」)

*「氷室」18-6、2010.6.1、pp.28-29。 *俳句に関するエッセイ。43回目は「鶴」が復刊した昭和28年6月号に寄せた小林康治の「四季貧窮」のありようを綴った。