2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句と、周りの景色6 落合博満と高野素十  (俳誌「白茅」6号)

■「白茅」2014.10.31、pp.19-21。 ■プロ野球史上唯一の三冠王三度を獲得した落合博満の打法と、「客観写生」の傑作を量産した高野素十の作品とを比較しつつ、神主打法と呼ばれた落合のバッティングと素十の「写生」句には共通点があることを述べた。

俳句時評「俳句遺産10 田島健一 「解らぬ」ことにこだわる」  (「現代詩手帖」)

■「現代詩手帖」2014.10.1、157p。 ■「炎環」「豆の木」所属の田島健一(1973-)についての月評。「ひとみごくうの瞳のうごく花野かな」「息災やまなこ大事に蛍狩り」等の句を紹介した。

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒13 「俳句」昭和27年6月号  (俳誌「円座」22号)

*「円座」22号、2014.10.1、pp.36-40。 *かつての俳誌をたどりつつ、近代俳句の諸相を述べる評論。今回は角川書店発行の「俳句」創刊号を取り上げ、掲載作品の中でも阿波野青畝「流し雛」連作が他の緒俳人と次元を異にする傑作であったことを述べた。

几董『井華集』夏 輪講(16)  (研究会紀要「俳文学研究」62号)

■「俳文学研究」62号、2014.10.1、pp.5-8。青木担当はpp.6-7。 ■京都俳文学研究会による几董『井華集』輪講録。永井一彰、小林孔、松本節子各氏、青木。春部の内、「山吹や胡粉の見ゆる雨の後」「山吹やさしぬき濡るゝ歩わたり」「山吹の影さす扨は夕月夜」…

会話形式でわかる近代俳句史超入門04正岡子規3 (「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」203、2014.10.1、pp.38-39。 *青木先生と俳子による会話形式の近代俳句史。5回目は正岡子規の批評家としての凄さを述べつつ、弟子格だった高浜虚子や河東碧梧桐らについて語り合った。