2010-01-01から1年間の記事一覧
*「円虹」192号、2010.12.1、pp.10-11。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。24回目は山口誓子「手袋の十本の指を深く組めり」に焦点を当てつつ、「指」と別れについて綴った。
■俳誌「秋草」(山口昭男主宰)1-12、2010.12.1、pp.6-7。 ■高浜虚子率いる「ホトトギス」雑詠欄の入選句をさらに精選した『ホトトギス雑詠選集』は、史上まれに見るレベルの高さを誇ったことを指摘しつつ、虚子の「写生」が切り開いた世界の豊穣さと特質と…
*「氷室」18-12、2010.12.1、pp.30-31。 *俳句に関するエッセイ。48回目は高野素十「鉦叩左の耳に聞こえをり」を味読した。
*「俳句研究」冬号、77-5号、2010.11.30、267p。以下は全文。
■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2010.11.15-19、AM10:50-11:00、15:50-16:00。 ■ラジオ放送。各回ごとに俳人と代表句などを紹介。詳細は、芥川龍之介(月)、中村草田男(火)、辻田克巳(水)、篠原鳳作(木)、夏目漱石(金)。
*「円虹」191号、2010.11.1、pp.10-11。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。23回目は「ホトトギス」昭和5年11月号雑詠欄の藤後左右「曼珠沙華どこそこに咲き畦に咲き」等について綴った。
■学術誌「国文学 解釈と鑑賞」75-11、2010.11.1、63-69p。 ■正岡子規の弟子である河東碧梧桐と高浜虚子は子規門の双璧であり、二人は子規を敬愛していたとされる。その一方で、両者は子規に対し一言では言い尽くせない感情を多々抱いていた。それを「憧れ・…
*「翔臨」2010.10.30、pp.20-21。 *文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。保田與重郎の評論を参照しつつ、正岡子規の「写生」を考察した。
■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2010.10.25-29、AM10:50-11:00、15:50-16:00。 ■ラジオ放送。各回ごとに俳人と代表句などを紹介。詳細は、正岡子規(月)、日野草城(火)、冨田拓也(水)、藤後左右(木)、西東三鬼(金)。
*俳句結社「円虹」全国大会(於鳥取県湯梨浜町、水明荘)、2010.10.17。 *昭和初期「ホトゝギス」雑詠欄のレベルがいかに高かったかを、またそれを導いた高浜虚子の「写生」論の特徴を述べると同時に、山田弘子(「ホトゝギス」同人、「円虹」初代主宰)流…
■研究会会報「大阪俳文学研究会会報」44号、2010.10.12、pp.22-28。 ■普通、明治26年(1892)は正岡子規「芭蕉雑談」が発表され、俳句革新が本格的に始動した年として知られる。しかし、当時の俳句界的には芭蕉二百年忌(没後二百年の遠忌)の方が大きな現象で…
*「円虹」190号、2010.10.1、pp.10-11。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。22回目は冨田拓也氏のサイト「豈Weekly」連載の「俳句九十九折」「七曜俳句ウィークリー」について述べた。
*「氷室」18-10、2010.10.1、pp.24-25。 *俳句に関するエッセイ。47回目は新興俳句の俳誌「句と評論」を味読した。
*「円虹」189号、2010.9.1、pp.8-9。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。21回目は河東碧梧桐が昭和期に刊行した『子規の回想』を繙きつつ、晩年の子規の食事風景等について述べた。
*「氷室」18-9、2010.9.1、pp.26-27。 *俳句に関するエッセイ。46回目は昭和初期の伊藤鴎二の評論集『俳句及俳壇を説く』を紹介しつつ、当時の俳句状況を探った。
*夏季子規塾(於松山市子規記念博物館)、2010.8.29。 *正岡子規は句会や書簡、新聞紙・雑誌等のメディアを駆使することで、「子規派」と称される句風を内外に定着させることに卓越していたことを述べ、もし現代であればブログやmixi、twitter等のネットメ…
戦後詩誌総覧〈8〉60年代詩から70年代詩へ作者: 和田博文,杉浦静出版社/メーカー: 日外アソシエーツ発売日: 2010/08/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る *戦後に刊行された著名詩誌の総目次を、書誌としてまとめたシリーズ…
*俳人協会関西支部・京都コンソーシアム主催、現代俳句夏季講座(於龍谷大学)、2010.8.7。 *俳句は映画から強い影響を受けていたことを具体的に指摘することで、俳句が多様な芸術潮流から影響を受け、そして独自の表現を獲得したことを述べた。具体的には…
*「円虹」188号、2010.8.1、pp.8-9。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。20回目は「万緑」昭和23年8月号掲載の中村草田男句について述べた。
*「氷室」18-8、2010.8.1、pp.34-35。 *俳句に関するエッセイ。45回目は塚本邦雄の句解『百句燦燦』の魅力を綴った。
*「円虹」187号、2010.7.1、pp.8-9。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。19回目は「ホトトギス」昭和19年7月号掲載の高浜虚子「句日記」の凄さを綴った。最後は「吹き上げて廊下あらはや夏暖簾 虚子」で締め括った。
*「氷室」18-7、2010.7.1、pp.26-27。 *俳句に関するエッセイ。44回目は昭和三年発行の「俳人番付」を参照しながら、昭和初期俳壇の様子を綴った。
*「翔臨」2010.6.30、pp.34-35。 *文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。保田與重郎の評論を参照しつつ、正岡子規の「写生」を考察した。
*大阪俳句史研究会総会(於柿衞文庫)、わたなべじゅんこ氏(俳人・結社「船団」所属)との公開対談、2010.6.26。 *明治の月並宗匠における俳句観から始まり、河東碧梧桐の句と書、大阪の子規派における蕪村受容のあり方、また山口誓子の俳論の特徴や西東…
■「子規博だより」29-1、2010.6.25、pp.9-11。「子規博だより」は松山市子規記念博物館発行の紀要。 ■正岡子規は「俳句革新」と称される数々の俳論を発表し、俳人の革命児として知られている。しかし、彼は当初から俳人として世に立とうとしたわけではなく、…
■学術誌「国語と国文学」87-6、2010.6.1、pp.48-64。 ■明治期俳句の「旧派」の代表、三森幹雄は俳諧教導職を担った俳人である。彼は明治新政府の方針に沿った俳句活動を行ったことで知られるが、正岡子規に否定されてしまう。その結果、彼は国家政策に盲従し…
*「円虹」186号、2010.6.1、pp.8-9。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。18回目は「現代俳句」昭和25年6月号の日野草城、鈴木六林男の各句について述べた。
*「俳句研究」77-3号、夏号、2010.6.1、p.191。 *2010年2月に急逝した山田弘子(「ホトトギス」同人、俳句結社「円虹」主宰)の追悼文。思い出深い一句に「蹄の音寒夕焼の彼方より 弘子」を掲げた。以下は掲載文。
*「氷室」18-6、2010.6.1、pp.28-29。 *俳句に関するエッセイ。43回目は「鶴」が復刊した昭和28年6月号に寄せた小林康治の「四季貧窮」のありようを綴った。
戦後詩誌総覧〈7〉言葉のラディカリズム作者: 和田博文,杉浦静出版社/メーカー: 日外アソシエーツ発売日: 2010/05/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る *戦後に刊行された著名詩誌の総目次をまとめた書誌シリーズの第7巻。 ・「あんかるわ…