2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

既にそこにあるもの―関悦史の時代精神について― (俳誌「豈」53号)

*「豈」53号、2012.6.30、pp.94-95。 *関悦史氏(1969-)の第一句集『六十億本の回転する曲がった棒』(邑書林、2011)を中心とした俳人評。氏独特の「私」のあり方、また氏の俳句としての特徴を指摘するとともに、大竹伸朗「日本景」やアニメ「エヴァンゲ…

批評家たちの「写生」(七) 保田與重郎 その七 (俳誌「翔臨」74)

*「翔臨」2012.6.30、pp.22-23。 *文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。保田與重郎の評論と中村草田男の俳句像を響かせながら、「人間探求派」の歪みに昭和期の時代精神を抽出すべく検証した。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2012.6.25-6.29、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿って俳句を紹介。詳細は、「蛍」句(6/25、月)、夏の風景の句(6/26、火)、夏の「虫」句(6/27、水)、夏の「鏡」句(6/28、木…

なつかしい人 南うみを句集『志楽』書評  (総合俳誌「俳句」)

■「俳句」61-8、2012.6.25、p.319。 ■南うみを氏句集『志楽』の句集評。氏の本質を“田野に一人住む”イメージと見定め、それが何と引き換えに得られたものかを中心に論じた。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2012.6.4-6.8、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿って俳句を紹介。詳細は、「旅」の句(6/4、月)、「爪切つたゆびが十本ある 尾崎放哉」とツイッター(6/5、火)、星野立子(6/6、…

あの頃、俳句は42 明治の俳諧6子規俳論の新しさ (俳誌「円虹」)

*「円虹」210号、2012.6.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。42回目は正岡子規の俳論が西洋諸学問を踏まえた斬新な論だったことを述べた。