2016-01-01から1年間の記事一覧

俳句学講座07 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール1階多目的室、2016.12.22、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」の第七回目。高浜虚子率いる「ホトトギス」雑詠欄の俳人を取り上げた。村上鬼城、渡辺水巴、杉田久女らの後、大正後期〜昭和初期の花形である四Sの代表作の特徴などを述べ…

2016年の収穫  (「週刊読書人」)

*「週刊読書人」3169号、2016.12.16、2面。 *各人が2016年刊行書籍から三冊を選ぶ特集記事。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2016.12.5-9、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、今井恵子「長電話切りたる後はつくづくとつくづくと見つスリッパの裏」(12/5、月)、今井…

「円虹」回顧 ――胸奥の覚悟  (俳句結社誌「円虹」)

■「円虹」264、2016.12.1、pp.14-17。 ■神戸の俳句結社「円虹」(山田弘子―佳乃主宰、「ホトトギス」系)の一年を振り返る内容。

名古屋と「写生」、そして俳句  (結社誌「円座」)

*「円座」35,2016.12.1、pp.12-13。 *「円座」創刊五周年記念シンポジウムに参加した際の体験記。名古屋の文化を体験することと「写生」の機微を綴った。

帰郷とたましひ 飯田蛇笏『山廬集』評   (俳誌「秋草」)

■俳誌「秋草」(山口昭男主宰)7-12、2016.12.1、pp.6-7。 ■飯田蛇笏『山廬集』を繙きつつ、蛇笏句をまとめて鑑賞する際には「わらんべの溺るゝばかり初湯かな」等の名句もさることながら、「人間個人を寄せつけない、自然と歴史の恐るべき無音の速度」が詠…

俳句学講座06 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール1階多目的室、2016.11.30、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」の第六回目。正岡子規の「写生」の後継者として活躍した河東碧梧桐を扱った。新傾向俳句の特徴と碧梧桐の書などを中心に取り上げ、その意義や魅力を述べた。

明治期における俳句革新と「写生」の内実について ―高浜虚子「遠山に日の当りたる枯野かな」の分析を通じて―  (「俳句文学館紀要」)

*「俳句文学館紀要」19、2016.11.25、pp.109-128。 *明治期の高浜虚子の作品「遠山に日の当りたる枯野かな」の分析を通じ、この句のどの点が「写生」的で、何をもって「俳句」的と見なされたかを、同時代の俳諧宗匠らの俳誌掲載句との比較を通じて明らかに…

「吟行と「写生」について」講演録  (宇多喜代子と黒田杏子の道後俳句塾2016)

■冊子「宇多喜代子と黒田杏子の道後俳句塾 2016作品集」、2016.11.25、pp.75-98。 ■同年9月17日に行われた「宇多喜代子と黒田杏子の道後俳句塾2016」での講演録。現実の体験と「写生」がいかなる関係にあるかを、波多野爽波の文章や「ホトトギス」昭和初期の…

別子山、文学碑めぐり  (別子校区まちづくり推進委員会)

■新居浜市旧別子地域、2016.11.15、9:30-17:00。 ■新居浜市の別子校区まちづくり推進委員会、曽我氏の発案による歌碑・句碑めぐりのツアー。旧別子地域に点在する川田順、第十六代住友友成(泉幸吉)、合田正良らの歌碑に加え、本田三嶺子、合田一系、伊庭貞…

批評家たちの「写生」(十八) 小林秀雄(その十)   (俳誌「翔臨」87号)

*「翔臨」87号、2016.10.31、pp.24-25。 *文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。小林秀雄『近代絵画』を参照しながら「写生」を論じた。

俳句と、周りの景色14 博打と「写生」  (俳誌「白茅」14号)

■「白茅」14号、2016.10.30、pp.13-15。 ■色川武大「うらおもて人生録」における博打のプロのありかたと、波多野爽波の「写生」は通底することを論じた。博打はどのような勝ちにも運という名のプラスαを必要とする、「写生」も同じように、実力に加えて現場…

俳句学講座05 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール1階多目的室、2016.10.27、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」の第五回目。正岡子規の「写生」の後継者として活躍した河東碧梧桐を扱った。新傾向俳句の特徴と碧梧桐の書などを中心に取り上げ、その意義や魅力を述べた。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2016.12.05-09、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。今回は、偉人の名言と俳句の関連を紹介。詳細は、大場白水郎「うなぎ屋の二階に居るや秋の暮」(…

to the happy few -- 吉田竜宇についてのいくつか  (サイト「曽呂利亭雑記」)

*サイト「曽呂利亭雑記」、2016.9.30。 *吉田竜宇(歌人、1987-)についてのエッセイ。Twitterでの出会いや句会「破の会」へ勧誘したこと、また竹中宏氏や岩城久治氏、彌榮浩樹氏らと同様「選ばれた少数派」であることなどを綴った。 リンク先は→ http://b…

山口誓子「汽罐車」連作と新興俳句  (研究会紀要「俳文学研究」)

*研究会紀要「俳文学研究」66号、2016.10.1、pp.4-5。 *山口誓子が昭和八年に発表した「汽罐車」連作は、新興俳句の表現に大きな影響を与えたことなどを当時の資料を元に論じた。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2016.9.26-30、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。今回は、偉人の名言と俳句の関連を紹介。詳細は、飴山實「妻いねて壁も柱も月の中」(9/26、月)…

俳句学講座04 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール1階多目的室、2016.9.22、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」の第四回目。高浜虚子率いる「ホトトギス」大正初期の実力俳人として、飯田蛇笏、原石鼎、前田普羅の生涯や作品等を扱った。

吟行と「写生」について  (宇多喜代子と黒田杏子の道後俳句塾2016)

■子規記念博物館1階視聴覚室、13:00-13:45。 ■道後俳句塾での講話。宇多喜代子、黒田杏子、金子兜太各氏の選の前に、翌日の吟行に関連させる形で、現実の体験と「写生」がいかなる関係にあるかを述べた。具体的には波多野爽波の文章や「ホトトギス」昭和初期…

はるかな帰郷―田中裕明の詩情について―(11)  (同人俳誌「静かな場所」17号)

■「静かな場所」17号、2016.9.15、pp.11-12。 ■田中裕明の「詩情」をめぐる連載評論。彼が俳句結社「青」で「写生」に励んでいた頃の1970年後半の状況を整理するため、蓮實重彦『夏目漱石論』を参照した。表層に留まる「軽さ」をもって批評とした蓮實の批評…

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2016.9.12-16、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。今回は、偉人の名言と俳句の関連を紹介。詳細は、ヘンリー・フォード(9/12、月)、ジョセフ・マ…

別子、新居浜ゆかりの近代俳句について  (新居浜市生涯学習センター)

*新居浜市生涯学習センター別館3階視聴覚室、14:00-16:00。 *新居浜文学講座の一環。新居浜市の別子銅山に関する近代俳句、短歌、随筆等は予想以上に多い。著名文学者のみならず、別子村在住の無名俳人たちの俳句等を通じて、かつての別子銅山の暮らしぶり…

「汽罐車」のシンフォニー ―山口誓子の連作俳句について― (学術誌「昭和文学研究」)

■「昭和文学研究」73号、2016.9.1、pp28-41。 ■山口誓子の「汽罐車」連作(昭和8年発表)

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2016.8.29-9.2、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。この週は、偉人の名言を紹介。詳細は、モンテーニュ(8/29、月)、トルストイとピカソ(8/30、火…

俳句学講座03  (愛媛県文化振興財団)

■ひめぎんホール1階多目的室、2016.8.25、13:30-15:00。 ■一般市民向けの全10回の文化講座で、第3回目は高浜虚子。彼の作品及び「ホトトギス」雑詠欄での選句が「写生」に貫かれていたこと、またその「写生」は、一般に考えられている内容(見たままを詠む、…

日本派の「写生」と「俳句らしさ」について  (俳句結社「鬼」夏季研修大会)

■川崎市国際交流センター2階会議室、9:10-11:20。9:10-10:00まで青木の講演、10:00-11:20が討論会。 ■俳句結社「鬼」(復本一郎氏主宰)の夏季一泊研修会、二日目の講演及び討論会。正岡子規率いる日本派の俳句に共通する「俳句らしさ」と、彼らが何をもって…

特集 あなたと「オルガン」 歴史と熱気  (サイト「週刊俳句」)

*「週刊俳句」487号、「オルガン」丸ごとプロデュース特別号、2016.8.21。 *俳句同人誌「オルガン」(生駒大祐、田島健一、鴇田智哉、福田若之、宮本佳世乃)についてのエッセイ。平成時代の俳誌の中で最も注目すべき質を備えた雑誌であることを、「俳句」…

昭和俳句における桂樟蹊子の立ち位置について、満州時代を中心に  (俳句結社「参」)

■京都教育文化センター3階、13:30-15:35。 ■桂樟蹊子(1909-1993、京都生れ。「馬酔木」「京大俳句」を経て後、「霜林」主宰)が京都帝国大学卒業後、満州に官僚として渡った時期の俳句作品が、第一句集『放射路』(1948)に収録されている。俳句史上、満州…

教材としての太宰治について  (愛媛県高校教育研究会国語部会)

■松山東高校図書館、13:30-17:00。三浦和尚氏による講演が13:35-14:40、座談会は14:50-16:40。 ■愛媛県下の高校教員と愛媛大学教員による「愛媛国文研究」66号掲載予定の座談会。三浦和尚(愛媛大学)、谷口浩一(愛媛大学附属高校)、山岡万里子(今治西高…

文部科学大臣賞選考委員会  (伊賀上野市)

■ハイトピア伊賀5階、13:30-。 ■2015年に刊行された俳諧・俳句関連の単行本を対象とした文部科学大臣賞の選考委員会。