俳句と、周りの景色14 博打と「写生」  (俳誌「白茅」14号)

「白茅」14号、2016.10.30、pp.13-15。
色川武大「うらおもて人生録」における博打のプロのありかたと、波多野爽波の「写生」は通底することを論じた。博打はどのような勝ちにも運という名のプラスαを必要とする、「写生」も同じように、実力に加えて現場の出来事に遭遇しえたか否かに一句の成否がかかっている点は共通していることを主に述べた。