2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『日本文学の見取り図』 (ミネルヴァ書房)

日本文学の見取り図:宮崎駿から古事記まで (シリーズ・世界の文学をひらく 5)ミネルヴァ書房Amazon *『日本文学の見取り図』(ミネルヴァ書房、2022.2.25)の第Ⅱ部「日本文学史を彩る名作・作家たち」所収の「正岡子規」担当、pp.174-175。 *各国文学の古…

句の手触り、俳人の響き31 鶴岡加苗2 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」39-3、2022.2.20、pp. 46-47。 *現存俳人の評伝エッセイ。第31回目は引き続き鶴岡加苗氏の2回目。何か趣味を持とうと俳句を始め、公民館の句会に出席するようになり、その句会が契機となり「狩」に入会し、その後の句作のありようなどを綴っ…

タイムトラベル 俳句の歴史  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」324、2022.2.20、pp.13-19。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」特集号。次号以降に紹介する各時代の代表句及び解説、また歴史年表を掲げながら、連歌から俳諧、そして近現代俳句に至る流れを絵画等とともに綴…

俳句史講座9 70年代のポスト・モダン俳句 (愛媛文化振興財団)

*オンライン講座、2022.2.18、13:30-14:50。 *Zoomによる文化講座。九回目は1970年代の俳句の一端として、坪内稔典氏、摂津幸彦、田中裕明らの俳句像や「俳句」と「俳句研究」の位相などを語った。

俳句コンクール 皆様の応募俳句を読んで  (「デュッセルドルフ日本人会報」)

*「デュッセルドルフ日本人会報」170号、2022.2.15、8p 。 *ドイツのデュッセルドルフ日本人会の会報に寄稿。会員の皆様が詠んだ俳句の寸評を綴った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と23 懐かしいノラ猫たち

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.2.15。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。23回目は散歩していた時に出会った驚きの猫たちについて綴った。∴ 昔、散歩していた時にふと視線を感じたのでその方に目をやると、上の写真のように猫がこちらを…

小津安二郎「東京物語」の描写と俳句の関係、山田弘子句について  (ミュンヘン、アウグスブルク句会)

*ミュンヘン句会、アウグスブルク句会、2022.2.6、21:00-23:05。 *ドイツのミュンヘン句会・アウグスブルク句会合同主催講演。ドイツ語俳句を創作されている方々を対象とした講演で、村戸裕子氏の通訳とともに行った。小津安二郎『東京物語』の描写が日本…

宇和島の神田川について―司馬遼太郎や吉村昭など  (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館本館3階、第5・7会議室、2022.2.4、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文学講座」第8回目。宇和島の神田川沿いは歴史小説家の司馬遼太郎や吉村昭が愛した風景であり、楠本イネや大村益次郎が一時住んだ地でもある。近代文学者の大和…

季節と追憶38 別子銅山の東平小学校 (俳誌「氷室」)

*「氷室」30-2、2022.2.1、pp.22-23。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。38回目は「 別子銅山の東平小学校」。愛媛県新居浜市の別子銅山東平地域にかつてあった東平小学校について綴り、最後に東平周辺の長屋跡を詠んだ句を紹介…

逸話のさざめき、句の面影26 前田普羅 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」307、2022.2.1、pp.118-121 。 *物故俳人の評伝エッセイ。26回目は前田普羅。「乗鞍のかなた春星かぎりなし」を詠んだ普羅の人生を振り返りつつ、家庭を顧みなかった彼が晩年に義理の娘に語ったのは、幸せの「青い鳥」は身近な家庭生活にあった…

別子銅山のストーブと山口青邨 (俳誌「円座」)

*「円座」66,2022.2.1、pp.44-45。 *愛媛県新居浜市の別子銅山を訪れた山口青邨が、東平の接待館に宿泊した際に知ったストーブに関心を抱き、それを東京の自宅に据えるまでの経緯等を綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門71 加藤楸邨3(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」290号、2022.2.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。71回目は加藤楸邨の俳句作品について語り合った。