2023年の収穫  (「週刊読書人」)

*「週刊読書人」3519号、2022.12.15、3面。 *各人が2022年秋~2023年冬頃の刊行書籍から三冊を選ぶ特集記事。山口昭男句集『礫』、池田澄子句集『月と書く』、小澤實句集『澤』の三冊を挙げた。

趣味と写真と、ときどき俳句と46 大学の猫と留学生  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.12.13。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第46回目は大学構内でよく見かけた猫と、その猫をかわいがっていた留学生について綴った。 sectpoclit.com

趣味と写真と、ときどき俳句と45 マイルス・デイヴィスと中平卓馬  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.10.30。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第45回目はジャズのマイルス・デイヴィスの『Bitshes Brew』を初めて聴いた時や、中平卓馬の写真を初めて見た時の驚きを綴った。 sectpoclit.com

タイムトラベル俳句の歴史18 戦後生活と境涯俳句  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」344、11月号、2023.10.20、pp.38-41。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第18回目は戦後に注目された境涯俳句のありようを、石田波郷や日野草城、野澤節子、菖蒲あや等の句を紹介しながら論じた。

趣味と写真と、ときどき俳句と44 写真の不思議  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.10.13。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第44回目は、フィルムカメラ等の写真に少し凝っていた頃、なぜ写真がうまく撮れなかったことなどを綴った。 sectpoclit.com

現代俳句史(2)戦後俳句の「もの」説  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」311号、2023.10.1、pp.16-17。 *戦後以降の俳句史についての評論。秋元不死男の「俳句もの説」に戦後特有の思潮があったことなどを論じた。

秋刀魚と蕎麦 (「ボストン日本人会会報」)

*「ボストン日本人会会報」175,2023.10.1、pp.12-13。 *アメリカのボストン日本人会の会報寄稿。秋から冬にかけての情趣を代表する食として秋刀魚と蕎麦を取り上げ、その風情を俳句や随筆等を紹介しながら綴った。

趣味と写真と、ときどき俳句と43 愛媛県歴史文化博物館の歴史展示ゾーン  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.9.29。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第43回目は、愛媛県歴史文化博物館の歴史展示ゾーンの素晴らしさと、昭和期の生活を復元したコーナーの魅力について綴った。 sectpoclit.com

趣味と写真と、ときどき俳句と42 愛媛新聞の連載エッセイ「四季録」で学んだ実感について  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.9.22。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第42回目は、愛媛新聞で2013~2014年に連載したエッセイ「四季録」の評判から図らずも学んだことについて綴った。 sectpoclit.com

現世のあはれ (俳誌「鷹」)

*「鷹」60-9、2023.9.1、pp.10-11 。 *現世に生きる人間の「あはれ」のありようを、チャップリンや小林秀雄、森鴎外、保田与重郎等を参照しながら述べた。

趣味と写真と、ときどき俳句と41 真夏の個人的な過ごし方  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.8.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第41回目は、真夏の個人的な過ごし方を紹介。アメリカのロック・バンドApples in Stereoを聴きながら歌川国芳の「東都名所 佃嶋」といった涼しげな絵を眺めたりな…

趣味と写真と、ときどき俳句と40 「山口誓子「汽罐車」連作の学術研究とモンタージュ映画」の続き  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.8.28。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第40回目は、本連載38回目で紹介した山口誓子の「汽罐車」連作について、同時代の前衛映画との関わりについて綴った。 sectpoclit.com

趣味と写真と、ときどき俳句と39 炎暑の猫  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.8.10。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第39回目は、真夏の猫たちが暑さでぐったりしている様子を写真に撮った時の思い出を、薄田泣菫の随筆を紹介しながら綴った。 sectpoclit.com

趣味と写真と、ときどき俳句と38 山口誓子「汽罐車」連作の学術研究とモンタージュ映画

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.7.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第38回目は、山口誓子の「汽罐車」連作と同時代映画の影響について当時の資料を調査した結果、先行研究で全く触れられていない誓子俳句の特徴や受容を発見したこ…

趣味と写真と、ときどき俳句と37 『愛媛 文学の面影』三部作受賞と愛媛新聞の高橋正剛さん

*サイト「セクト・ポクリット」、2023.7.25。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第37回目は、拙著『愛媛 文学の面影』三部作が愛媛出版文化賞を受賞したことや、本の出発点となった愛媛新聞の高橋正剛さんについて綴った。sectpoclit.com

趣味と写真と、ときどき俳句と36 ベトナムの5 dong ke(ナム・ヨン・ケー)と出会った時の話

*サイト「セクト・ポクリット」、2023.7.18。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第36回目は、大学院時代に奈良のベトナム料理店で5 dong keの曲に出会ったことを綴った。sectpoclit.com

鬼房の秀句を読む(155) 然るべき荒野はなきかわが端午  (結社誌「小熊座」)

*「小熊座」39-7、2023.7.1、6p。 *高野ムツオ主宰「小熊座」による師匠の佐藤鬼房の鑑賞頁。「然るべき荒野はなきかわが端午」を鑑賞した。

日本の六月の涼やかさ (「ボストン日本人会会報」)

*「ボストン日本人会会報」174,2023.6.1、pp.10-11。 *アメリカのボストン日本人会の会報寄稿。日本の六月の蒸し暑さを和らげるものとして、着物の時代は単衣が愛され、また鰺や鮎が賞味されてきた風情を各人の俳句や随筆を紹介しながら綴った。

ワタシの大竹伸朗論  (愛媛新聞)

*「愛媛新聞」2023.5.13、17面。 *愛媛県美術館開催の「大竹伸朗展」(5/3~7/2)についての寄稿エッセイ。芸術家の大竹伸朗氏は一般的に圧倒的な熱量や膨大な点数、また「混沌」「雑多」等の評が多い傾向にあるが、氏の作品には常に淡い透明感を帯びてい…

『神保町に銀漢亭があったころ』  (北辰社)

神保町に銀漢亭があったころ北辰社Amazon*『神保町に銀漢亭があったころ』(北辰社、2023.3.30)所収の「Where were you while we were getting high? ――銀漢亭に立ち寄った3月のことなど」、pp.294-304。サイト「セクト・ポクリット」掲載された同題文章の…

趣味と写真と、ときどき俳句と35 俳誌に連載させてもらうようになったことについて  (サイト「セクト・ポクリット」)

*サイト「セクト・ポクリット」、2023.2.10。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。35回目は、当初は学術論文から出発した執筆業がいつしか俳誌で評論やエッセイを書かせてもらうようになった経緯等について綴った。sectpoclit.com

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と34 レッド・ツェッペリンとエミール・ゾラの小説

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.2.7。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。34回目は、レッド・ツェッペリンの曲を聴くとフランスのエミール・ゾラの小説を思い出してしまうことについて綴った。 ∴ 中高校の頃、よくベッドに寝転がって本を…

二月の情緒 ―初午の祭りについて― (「ボストン日本人会会報」)

*「ボストン日本人会会報」173,2023.2.1、pp.11-12。 *二月の季節感を彩る祭りとして、初午に稲荷神社で催される祭りの風情を、永井荷風や落語「王子の狐」とともに綴った。

香園寺の河村みゆき (月刊「へんろ」)

*「へんろ」466号、2023.1.1、8p。 *愛媛県の第61番札所の香園寺に一時住んでいた自由律俳人、河村みゆきの人生や種田山頭火との邂逅について綴った。

【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と33 台北市の迪化街

*サイト「セクト・ポクリット」、2022.12.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。33回目は台北市西部にある迪化街の歴史や散策した時の印象などを綴った。 ∴ (台北の迪化街) 台北市の西部にあたる迪化街(てきかがい)は台湾の中でも歴史の古い界隈…

【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と32 『教養としての俳句』の本作り

*サイト「セクト・ポクリット」、2022.12.27。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。32回目は2022年11月刊行の『教養としての俳句』の本作りを通じて感じたことなどを綴った。 ∴ NHK出版が手がける『学びのきほん』シリーズというのがあり、2022年秋…

2022年の収穫  (「週刊読書人」)

*「週刊読書人」3469号、2022.12.16、3面。 *各人が2021年秋~2022年冬頃の刊行書籍から三冊を選ぶ特集記事。相子智恵句集『呼応』、小川楓子句集『ことり』、恩田侑布子句集『はだかむし』の三冊を挙げた。

【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と31 ヴィヴィアン・ウエストウッドとアーガイル柄の服

*サイト「セクト・ポクリット」、2022.12.2。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。31回目はイングランドのデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッドとお気に入りのバーバリー・ブラックレーベルのアーガイル柄の服について。 ∴ ヴィヴィアン・ウエスト…

【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と30 公園の猫たちと竹内栖鳳の「班猫」

*サイト「セクト・ポクリット」、2022.11.17。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。30回目は公園で見かけた猫の親子と竹内栖鳳の日本画「班猫」について。下記は全文。 ∴ 夏の朝、近所を散歩していると公園で母猫が子猫に乳を与えていた(写真)。子猫…

【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と29 スマッシング・パンプキンズと1990年代

*サイト「セクト・ポクリット」、2022.10.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。29回目は1990年代の大学時代によく聞いていたスマッシング・パンプキンズの"1979"について綴った。 ∴ スマッシング・パンプキンズの”1979”を聞いていると懐かしい気持…