2023-10-01から1日間の記事一覧

秋刀魚と蕎麦 (「ボストン日本人会会報」)

*「ボストン日本人会会報」175,2023.10.1、pp.12-13。 *アメリカのボストン日本人会の会報寄稿。秋から冬にかけての情趣を代表する食として秋刀魚と蕎麦を取り上げ、その風情を俳句や随筆等を紹介しながら綴った。

日本統治時代台湾の甘蔗俳句 (研究会紀要「俳文学研究」)

*研究会紀要「俳文学研究」80号、2023.10.1、5p。 *日本統治時代の台湾における製糖関連の俳句作品は、一見すると季節感の把握や句意を把握しがたいため、当時の台湾における製糖業の事情を踏まえながら的確な解釈を試みた。

季節と追憶57 波郷句と戦後の境涯俳句 (俳誌「氷室」)

*「氷室」31-10、2023.10.1、pp.20-21。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。57回目は石田波郷の句集『惜命』に注目しながら、戦前と戦後で「境涯」の位相が異なっていたことなどを論じた。

現代俳句史(2)戦後俳句の「もの」説  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」311号、2023.10.1、pp.16-17。 *戦後以降の俳句史についての評論。秋元不死男の「俳句もの説」に戦後特有の思潮があったことなどを論じた。

逸話のさざめき、句の面影43 河東碧梧桐 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」327、2023.10.1、pp.138-141 。 *物故俳人の評伝エッセイ。43回目は河東碧梧桐。高浜虚子が弔句として詠んだ「たとふれば独楽のはじける如くなり」を彷彿とさせる彼の人生に、「書生」と近代文人の面影を重ねながら論じた。