2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

句の手触り、俳人の響き25 関悦史1 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」38-9、2021.8.20、pp.24 -25 。 *現存俳人の評伝エッセイで、第25回目は関悦史氏を紹介。氏がかつて住んでいた東十条の「花牧荘」の雰囲気を描きつつ、そこで製作した「マクデブルクの館」連作について触れた。

近代俳人が求めた芭蕉像 ―正岡子規・山口誓子を例に― (おおがき芭蕉大学)

*大垣市教育委員会主催「おおがき芭蕉大学」オンライン講座、2021.8.8、14:00-15:30。 *Zoomによる文化講座。近代俳人の正岡子規や山口誓子、石田波郷らが江戸期の芭蕉をいかに受容し、また何を求めようとしたかを論じた。

俳句史講座3 蕪村、几董ら文化爛熟の俳諧像 (愛媛県文化振興財団文化講座)

*オンライン講座、2021.8.6、13:30-14:50。 *Zoomによる文化講座。第3回は江戸中期の蕪村や几董。彼らの発句のいかなる点に俳諧味があるか、そして蕪村の画と発句の交響のありようなどを語った。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2021.8.2-6、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿って俳句を紹介。 ・8/2-3:「女来と帯巻き出る百日紅 石田波郷」 ・8/4-5:「いづこにも向日葵咲かせ戦後妻 吉野義子」」。 ・8/6…

波止浜の石蕗の花  (俳誌「円座」)

*「円座」63、2021.8.1、pp.40-41。 *愛媛県の波止浜に昭和20年に疎開した俳人の今井つる女について述べた。つる女は夫が波止浜出身の今井五郎であり、その縁で昭和20年に東京から疎開し、10年間、今井五郎の実家で暮らしている。つる女が波止浜で過ごした…

逸話のさざめき、句の面影20 富澤赤黄男 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」301、2021.8.1、pp.156-159。 *物故俳人の評伝エッセイ。20回目は富澤赤黄男。佐田岬の川之石町出身の赤黄男の戦争末期あたりまでの人生を同じ佐田岬の九町出身の坪内稔典氏と交錯させるような形で綴りつつ、彼がいかにして俳人として生きるよ…

日浦の川施餓鬼―江崎主宰「盆の川」句群とともに― (俳誌「櫟」)

*「櫟」29-8、2021.8.1、pp.38-39。 *「櫟」の江崎紀和子主宰が「俳壇」2019年8月に発表した「盆の川」の句群を軸に、句の舞台となった奥道後の日浦地区に伝わる川施餓鬼の由来や伝承などをまとめつつ江崎主宰の句の魅力などを伝えた。 日浦の川施餓鬼は大…

季節と追憶32 東雲公園の句碑 (俳誌「氷室」)

*「氷室」29-8、2021.8.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。32回目は「東雲公園の句碑」。中村草田男は生前、自句の句碑をほぼ認めなかったが、松山市の東雲公園は例外的に彼が認めた句碑で、「夕桜城の石崖裾濃なる…

会話形式でわかる近代俳句史超入門65 富澤赤黄男2(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」284号、2021.8.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。65回は富澤赤黄男の後半生の経歴を中心に語り合った。