2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

趣味と写真と、ときどき俳句と38 山口誓子「汽罐車」連作の学術研究とモンタージュ映画

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.7.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第38回目は、山口誓子の「汽罐車」連作と同時代映画の影響について当時の資料を調査した結果、先行研究で全く触れられていない誓子俳句の特徴や受容を発見したこ…

趣味と写真と、ときどき俳句と37 『愛媛 文学の面影』三部作受賞と愛媛新聞の高橋正剛さん

*サイト「セクト・ポクリット」、2023.7.25。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第37回目は、拙著『愛媛 文学の面影』三部作が愛媛出版文化賞を受賞したことや、本の出発点となった愛媛新聞の高橋正剛さんについて綴った。sectpoclit.com

愛媛俳句、文化講座02 今井つる女の俳句とかつての松山、波止浜 (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館別館会議室、2023.7.25、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文化講座」第2回目。高浜虚子の姪にあたる今井つる女の俳句や文章とともに、戦前の松山や戦後の波止浜の生活や文化を振り返った。

時のうつろい、句の響き30 北投温泉 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-96、2023.7.20、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載30回目は台北市郊外にあった北投温泉の成り立ち等を紹介しながら、天狗庵という名で温泉旅館を経営していた人物が「ホトトギス」系俳人であったことなどを併せて綴った。

句の手触り、俳人の響き46 逸話や経歴を綴ることについて (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」40-8、2023.7.20、pp.24-25。 *現存俳人の評伝エッセイ。第46回目は物故俳人の橋本夢道を例にしながら、俳人の経歴や俳句人生、逸話を綴ることの意義等をまとめた。

タイムトラベル俳句の歴史16 太平洋戦争下の俳人たち  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」341、8月号、2023.7.20、pp.38-41。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第16回目は太平洋戦争勃発から敗戦に至る戦時生活で俳人がいかに過ごしたか、その一端を綴った。

俳句講座02 使いなれた言葉を新鮮に発見した俳句を味読する   (愛媛県文化振興財団)

*愛媛県文化振興財団のオンライン講座、2023.7.18、13:30-15:00。 *Zoomによる文化講座。第二回は「言葉を新鮮に発見すること」を中心に、星野立子、阿波野青畝らの句を鑑賞した。

趣味と写真と、ときどき俳句と36 ベトナムの5 dong ke(ナム・ヨン・ケー)と出会った時の話

*サイト「セクト・ポクリット」、2023.7.18。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第36回目は、大学院時代に奈良のベトナム料理店で5 dong keの曲に出会ったことを綴った。sectpoclit.com

鬼房の秀句を読む(155) 然るべき荒野はなきかわが端午  (結社誌「小熊座」)

*「小熊座」39-7、2023.7.1、6p。 *高野ムツオ主宰「小熊座」による師匠の佐藤鬼房の鑑賞頁。「然るべき荒野はなきかわが端午」を鑑賞した。

近現代俳句の名作を鑑賞する04 大正初期の「ホトトギス」 (愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館503教室、2023.7.1、14:00-15:30。 *近現代俳句の名句を鑑賞する講座。4回目は、大正初期の「ホトトギス」雑詠欄掲載句と高浜虚子の選句についての議論と作品を講義した。

季節と追憶54 兜太と同時代の前衛運動 (俳誌「氷室」)

*「氷室」31-7、2023.7.1、pp.18-19。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。54回目は前回に引き続き、金子兜太の造形俳句と同時代芸術との関連性について論じた。

会話形式でわかる近代俳句史超入門88 渡辺白泉  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」308号、2023.7.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。88回は渡辺白泉の経歴と作品について語り合った。

逸話のさざめき、句の面影40 渡邊白泉 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」324、2023.7.1、pp.156-159 。 *物故俳人の評伝エッセイ。40回目は渡邊白泉。「戦争が廊下の奥に立つてゐた」を詠んだ新興俳句を経て、戦後の教師生活や亡くなる直前の出来事等を綴った。その際、川名大氏、今泉康弘氏の詳細な研究を参考にした…