2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句講座07 短い詩の中でモノを詠もうとする俳句について  (愛媛県文化振興財団)

*愛媛県文化振興財団のオンライン講座、2023.12.27、13:30-15:00。 *Zoomによる文化講座。第7回は有季定型でモノを詠もうとした作品の特徴を、「ホトトギス」の「写生」句を味読しながら考察した。

岩城島ゆかりの近代短歌を鑑賞する ―三浦敏夫や若山牧水、吉井勇を中心に―

*上島町岩城総合支所2階大ホール、2023.12.23、14:00-15:40。 *上島町教育委員会主催の令和5年度文化財講座。岩城島の大庄屋だった三浦家の18代当主、三浦敏夫が短歌趣味を通じて若山牧水や吉井勇、また喜志子未亡人と交流し、その思い出の場が三浦家の離…

句の手触り、俳人の響き51 品川鈴子と「ぐろっけ」4 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」41-1、2023.12.20、pp.22-23。 *現存俳人の評伝エッセイ。第51回目も前回に続いて品川鈴子と「ぐろっけ」について。「ぐろっけ」会員だった松井洋子氏、村上恵子氏がどのような契機で入会したかを綴った。

タイムトラベル俳句の歴史20 高度経済成長期の俳人たち  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」346、1月号、2023.12.20、pp.38-41。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第20回目は戦後の現代俳句協会と俳人協会の分裂に触れながら、高度経済成長期を象徴する俳人として鷹羽狩行と藤田湘子を論じた。

2023年の収穫  (「週刊読書人」)

*「週刊読書人」3519号、2022.12.15、3面。 *各人が2022年秋~2023年冬頃の刊行書籍から三冊を選ぶ特集記事。山口昭男句集『礫』、池田澄子句集『月と書く』、小澤實句集『澤』の三冊を挙げた。

趣味と写真と、ときどき俳句と46 大学の猫と留学生  (サイト「セクト・ポクリット」)

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2023.12.13。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。第46回目は大学構内でよく見かけた猫と、その猫をかわいがっていた留学生について綴った。 sectpoclit.com

愛媛俳句、文化講座07 宇和島在住の芸術家、大竹伸朗について (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館3F、2023.12.13、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文化講座」第7回目。東京生まれ、宇和島在住の大竹伸朗氏の作品や経歴、そして覗き岩遊園地について語った。

時のうつろい、句の響き32 大日本製糖の斗六線 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-98、2023.12.10、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載32回目は大日本製糖会社経営の斗六線や、俳誌「ゆうかり」の俳人や俳句についてまとめた。

俳壇動向 俳文学界の一年  (「俳句年鑑2024年版」)

*「俳句」別冊「俳句年鑑2024年版」、角川書店、2023.12.8、pp.274-279。 *俳文学界の2022年秋~2023年秋の動向。「志を宿した研究成果」と題し、深沢真二氏『芭蕉の遊び』、大関博美氏『極限状況を刻む俳句』、川名大氏『昭和俳句史』等を紹介した。

第13回百年俳句賞授賞式  (マルコボ.コム)

*Zoomによるオンライン、2023.12.3、15:00-16:30。 *マルコボ.コムによる第13回百年俳句賞の最優秀賞受賞発表と各優秀賞・入賞俳人の授賞式。予選選考委員として参加した。

日本文化の「うつろひ」と桜のはかなさについて 詩歌や日本画、アニメ等のポップカルチャーを例に

*オンライン講座、2023.12.2、20:00-22:30。 *ドイツのデュッセルドルフ在住のフックス真理子氏によるカルチャー・カフェ。日本文化における「うつろひ」の感性を、古典の詩歌や俳句、日本画、アニメ等で描かれた桜のありようを通じて論じた。なお、僅かで…

近現代俳句の名作を鑑賞する09 「ホトトギス」の才人たち3 (愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館503教室、2023.12.2、14:00-15:30。 *近現代俳句の名句を鑑賞する講座。9回目は、「ホトトギス」雑詠欄で活躍した中村汀女、星野立子の作品を味読した。

季節と追憶59 若き鷹羽狩行の俳句観 (俳誌「氷室」)

*「氷室」31-12、2023.12.1、pp.20-21。 *戦後俳句史。59回目は昭和30年代に注目され始めた鷹羽狩行の俳句観について論じた。

逸話のさざめき、句の面影45 飯田蛇笏 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」329、2023.12.1、pp.136-139 。 *物故俳人の評伝エッセイ。45回目は飯田蛇笏。山梨県の村の豪農に生まれた経歴や俳句観、また晩年の侘しさ等を綴った。

現代俳句史(4)山本健吉と「第二芸術論」  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」313号、2023.12.1、pp.16-17。 *戦後以降の俳句史についての評論。山本健吉の『現代俳句』が「第二芸術論」等の敗戦のショックが尾を引いていたこと等を論じた。

詩人の志と永遠 (総合誌「俳壇」)

*「俳壇」40-12、2023.12.1、pp.46-49 。 *「述志の俳句」特集の巻頭エッセイ。保田与重郎の「永遠」や「詩人」を参照しながら、近代俳句における「述志」としての表現の風姿を綴った。