2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

批評家たちの「写生」(八) 保田與重郎 その八 (俳誌「翔臨」75)

*「翔臨」2012.10.31、pp.20-21。 *文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。保田與重郎の評論に昭和期の中村草田男の俳句を重ねながら、日中戦争前後の「歪み」としての日本像を検証した。

『コレクション都市モダニズム詩誌22 俳句・ハイクと詩2』  (青木亮人編著、ゆまに書房)

コレクション・都市モダニズム詩誌〈22〉俳句・ハイクと詩2作者: 青木亮人出版社/メーカー: ゆまに書房発売日: 2012/11メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (1件) を見る ■収録内容は下記の通り。 ・詩人たちの俳句雑誌「風流陣」(36-65冊…

山口誓子「写生構成」と昭和モダニズムについて (第64回俳文学会全国大会)

*第64回俳文学会全国大会(於山口大学)、2012.10.6。 *山口誓子の「写生構成」とモンタージュ映画との関係を当時の資料に沿いつつ検証することで、従来の「山口誓子+モンタージュ映画=二物衝撃」というイメージと異なる実態があったことを、モダニズム…

あの頃、俳句は46 明治の俳諧10 子規たちの蕪村調 (俳誌「円虹」)

*「円虹」214号、2012.10.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。46回目は明治期子規派の蕪村調の特徴を述べた。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2012.10.1-5、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿って俳句を紹介。詳細は、江戸俳句の「秋」(10/1〜2、4〜5、月〜火、木〜金)、雑誌「風流陣」の「秋」(10/3、水)。

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒2 (俳誌「円座」10)

*「円座」10号、2012.10.1、pp.23-27。*かつての俳誌をたどりつつ、近代俳句の諸相を述べる評論。2回は阿波野青畝「蟻地獄みな生きてゐる伽藍かな」を同時代俳誌と考察しながら、「写生」の異質さやその特徴等を考察した。 なお、本稿は改稿して『近代俳句…