2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

愛媛学講座05 愛媛と短歌 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール3階第5,7会議室、2018.10.31、13:30-15:00。 ■文化講座E「愛媛学講義」第5回目、「愛媛と短歌」。岩城島と若山牧水、伯方島や岩城島、宇和島等を訪れた吉井勇、東予から中予を訪れた与謝野晶子、松山を訪れた斎藤茂吉や愛媛在住の歌人の作品…

批評家たちの「写生」(二十三) 小林秀雄(その十五)  (俳誌「翔臨」93)

*「翔臨」93号、2018.10.31、pp.20-21。 *文芸批評家の論を通じて「写生」を捉え直す連載評論。小林秀雄の「近代絵画」及び九鬼周造の偶然論を参照しつつ、「写生」の強度を論じた。

俳句と、周りの景色18 トルコ行進曲  (俳誌「白茅」18号)

*「白茅」18号、2018.10.30、pp.13-15。 *グレン・グールドの弾くトルコ行進曲が連想させるブリキの人形といった虚ろな雰囲気を、三島由紀夫の「英霊の声」や関悦史の句群にも看取しつつ、戦後日本の虚ろな気配をスケッチした。

俳句時評 小さな驚き  (「朝日新聞」全国版)

*「朝日新聞」2018.10.28、朝日俳壇・歌壇欄、面。 *俳句時評。以下は全文。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2018.10.22-26、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな俳句を紹介。 ・星野立子「ハンカチを干せばすなはち秋の空」(10/22、月) ・松本たかし「秋晴のどこかに杖を忘れ…

海と北条ゆかりの文芸作品  (いよ食談会)

■「海鮮北斗」、2018.10.17,11:30-13:30。 ■愛媛新聞カルチャースクール特別講座、「2018年後期いよ食談会」Aコースの第一回。場所が北条のため、「海と北条ゆかりの文芸作品」として、高浜虚子や正岡子規等の随筆や作品を紹介した。

時のうつろい、句の響き03 徳冨蘆花と今治教会  (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-69、2018.10.15、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載三回目は今治教会に身を寄せた徳冨蘆花。彼が青春時代に過ごした今治の風景や後に再訪した際の回想等を紹介しつつ、追憶としての今治の風情を綴った。以下は全文。

BOOKS 長谷川櫂『九月』『俳句の誕生』  (総合俳誌「俳句αあるふぁ」)

*「俳句αあるふぁ」167、2018.10.14、228p。 *長谷川櫂氏の新刊句集『九月』及び評論集『俳句の誕生』のセット書評。

特集 私の作句心情 句作の練習と、すがた  (総合俳誌「俳句界」)

■「俳句界」267、2018.10.1、pp.54-58。 ■「私の作句信条」特集の総論。作句を練習することの一例と、先人や憧れの句を探すこと、そこから真似できない何かに気付き、句は意味以上に「すがた」に真似のできないものがあることなどを述べた。

会話形式でわかる近代俳句史超入門31  (俳誌「100年俳句計画」)

■「100年俳句計画」251号、2018.10.1、pp.24-25。 ■「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。大正初期の「ホトトギス」に一区切りをつけ、河東碧梧桐の新傾向俳句運動から発生した自由律について語った。

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句10 ビートルズ  (総合俳誌「俳壇」)

■「俳壇」35-10、2018.10.1、pp.208-211。 ■有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。第10回目は「ビートルズ」。ビートルズが現役だった1960年代以上に平成期に振り返られる存在になったこと、時代の追憶の象徴として詠まれる傾向にあること…

句の面影、今の風景03 吉田浜  (俳誌「花信」)

■「花信」174、2018.10.1、pp.60-61。 ■愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載三回目は「吉田浜」。現在の松山空港は元松山基地で、源田実司令と三四三航空隊の紫電改が活躍し、戦後にちばてつやが『紫電改のタカ』で活写したことや、村上杏史たちが吟…

刻まれた句、漂う夢 戦後俳句史6 「「私」の感情」  (俳誌「円座」46号)

■「円座」46号、2018.10.1、pp.46-53。 ■戦後俳句史の第6回目。1980年代の辻桃子の感性に注目しつつ、「私」がいかに詠まれたかを述べた。