2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句時評 うつろいの響き   (「朝日新聞」全国版)

*「朝日新聞」2020.3.29、朝日俳壇・歌壇欄、15面。 *俳句時評。安里琉太氏『式日』、藤田哲史氏『楡の茂る頃とその前後』、宮本佳世乃氏『三〇一号室』、真鍋呉夫全句集等を紹介した。以下は全文。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2020.3.23-27、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな俳句を紹介。各曜日の紹介句は下記の通り。 ・3/23(月):後藤比奈夫「首長ききりんの上の春の空」、加藤瑠璃子「象…

時のうつろい、句の響き11 潮鳴りと吉井勇 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-77、2020.3.10、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載11回目は伯方島の吉井勇を描いた。

アメリカ日系移民の収容所俳句 (研究会紀要「俳文学研究」)

*研究会紀要「俳文学研究」73号、2020.3.1、pp.6-7。 *アメリカの日系移民が太平洋戦争時に収容所に強制収容された際、日本語雑誌等を作成して俳句を発表しており、その作品分析を行った。

季節と追憶15 社会性俳句 (俳誌「氷室」)

*「氷室」28-3、2020.3.1、pp.14-15。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。15回目は「社会性俳句」。往時の戦後社会性俳句について綴った。

逸話のさざめき、句の面影03 杉田久女 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」284、2020.3.1、pp.158-161。 *物故俳人の評伝エッセイ。3回目は杉田久女。高い理想と激しい完璧主義、自身の才能を確信した矜恃と文芸への信念等が周囲との摩擦を引き起こし、また熱心な親切や純粋な配慮が空回りしてしまう彼女の人生のありよ…

会話形式でわかる近代俳句史超入門48 杉田久女2 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」268号、2020.3.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。大正期から昭和初期にかけて活躍した杉田久女の俳句について語り合った。

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句27 赤電話 (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」37-3、2020.3.1、pp.208-211。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。27回目は「赤電話」。戦後の赤電話がいつから設置され、どのような広がりを見せたかを述べながら、赤電話を詠んだ無名俳句を紹介した。