2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

明治俳諧の「余情」と「只言」――三森幹雄と正岡子規の応酬から   (「日本近代文学」)

■「日本近代文学」75号、2006.11.15、pp.16-31。 ■明治期、正岡子規は「写生」を提唱し、従来の俳句を変革したとされる。しかし、「写生」は同時代俳人から「只言」と批判されたこと、またそれは日本韻文の中でも特異な認識だった可能性が高いことを検討しつ…

俳諧いまむかし(一) 序・季のうつろい (俳誌「氷室」)

*「氷室」14-11、2006.11.1、pp.26-27。 *俳句に関するエッセイ。1回目は京都の島原角屋で催された俳句行事における石川真弘先生とのやりとりから筆を起こしつつ、江戸俳諧と近代俳句の差異について綴った。