2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

風生、万籟を絶つ (総合俳誌「俳句研究」)

*「俳句研究」76-4、2009.9.13、pp.110-114。 *富安風生は昭和期「ホトトギス」を代表する俳人の一人であるが、山口誓子や中村草田男等と比較するとさほど注目されていない。しかし、彼は仕事と句作を見事に両立させた俳人として魅力があり、また退職後の…

あの頃、俳句は09「ホトトギス」昭和3年9月号 (俳誌「円虹」)

*「円虹」177号、2009.9.1、pp.12-13。 *往時の「ホトトギス」を繙く連載評論。9回目は昭和3年9月号。同号掲載の高浜虚子「時雨をたづねて」を通じ、彼の京都への存念や回想等を綴った。

研究動向 現代俳句 (学術誌「昭和文学研究」)

■「昭和文学研究」59号、2009.9.1、pp.80-83。 ■現在、現代俳句研究はどの程度進行しているかを、資料整備や問題点等を中心に概括した。その中で、小説等に比べ俳句研究は実作者が携わることが多いため、客観的な分析や資料収集の方法に問題点が多いこと、ま…

俳諧いまむかし(三十四) 九月 「ホトトギス」 (俳誌「氷室」)

*「氷室」17-9、2009.9.1、pp.32-33。 *俳句に関するエッセイ。34回目は「ホトトギス」昭和初期の雑詠欄がいかに凄いかについて綴った。