2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

概観2019年 俳句  (「文藝年鑑」)

*「文藝年鑑2020」、2020.7.20、pp.21-23。 *2019年に顕著だった俳句動向を中心にしながら、句集や研究双方の著作を紹介した。

句の手触り、俳人の響き12 小野あらた2 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」37-8、2020.8.20、pp.24-25。 *現存俳人の評伝エッセイ。第12回目も引き続き小野あらた氏。俳句甲子園の常勝チームである開成高校のメンバーとして、どのように練習し、試合や大会に臨んだか等を綴った。小野氏の認識では、開成チームは天才…

時のうつろい、句の響き13 興居島の桃、枇杷 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-79、2020.7.15、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載13回目は「興居島の桃、枇杷」。現在、蜜柑で知られる興居島はかつて桃や枇杷の産地で知られていた。高浜虚子や河東碧梧桐、奈良本辰也、鉄道唱歌を紹介しながら、往事の…

波多野爽波特集 俳句スポーツ説 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」288、2020.7.1、pp.50-51。 *波多野爽波特集のテーマ「俳句スポーツ説」を担当。いかに意識的に、意識外から訪れた出来事を「驚き」として受け取るかを論じた。

季節と追憶19 虚子句の俳句らしさ (俳誌「氷室」)

*「氷室」28-7、2020.7.1、pp.14-15。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。19回目は「虚子句の俳句らしさ」。高浜虚子句のどの点に俳句らしさがあるか、つまり有季定型や切字等と異なる意味での「俳句性」のありようを句に即しなが…

会話形式でわかる近代俳句史超入門52 中村草田男1 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」272号、2020.7.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。中村草田男の人生を語り合った。

逸話のさざめき、句の面影07 芝不器男 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」288、2020.7.1、pp.140-143。 *物故俳人の評伝エッセイ。7回目は芝不器男。彼が婿養子に入った愛媛県旧三間町、大内の太宰家で過ごした時期に焦点を当てながら彼の晩年の雰囲気や、結婚相手の太宰文江について綴った。

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句31 俳人の佇まい (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」37-7、2020.7.1、pp.208-211。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。31回目は「俳人の佇まい」。金子兜太や島津亮、石川桂郎らの逸話に触れながら、昭和俳人の佇まいをスケッチした。