2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
■「同志社国文学」66号、2007.3.20、pp.71-81。 ■俳句入門書等で最も説かれるのが「写生」である。それは明治期に正岡子規が提唱し、実景を詠むと説明されることが多い。しかし、子規の「写生」は実景をありのままに詠むことと同時に、それが類型や先入観を…
■「連歌俳諧研究」112号、2007.3.1、pp.57-68。 ■正岡子規は、俳論に「連想」という語を多用している。現在、この語は日常的に使用されるが、子規の時代には心理学や美学の学術専門語であった。子規は東京帝国大学で最新西欧諸学問を摂取しており、特に心理…
■「俳文学研究」47号、2007.3.1、pp.3-4。 ■尾崎紅葉の全集未収録の句形を紹介しつつ、紅葉が同時代の俳諧宗匠達と頻繁に交流したことの意義を考察した。