俳句の「写生」と日本の韻文の伝統――正岡子規と現代俳句の句法について  (「同志社国文学」)

 
同志社国文学」66号、2007.3.20、pp.71-81。
俳句入門書等で最も説かれるのが「写生」である。それは明治期に正岡子規が提唱し、実景を詠むと説明されることが多い。しかし、子規の「写生」は実景をありのままに詠むことと同時に、それが類型や先入観を破壊することにも直結したことを考察した。