2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と05 勉強の仕方

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.2.28。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。5回目はある方から教わった「勉強の仕方」について、及び散歩中の猫の写真について綴った。 ∴ 勉強の仕方そのものが大事なんだよ、と教えてくれた方がいた。 学校…

愛媛俳句学講座4 芝不器男 (愛媛県文化振興財団文化講座)

*オンライン講座、2021.2.24、14:00-15:00。 *Zoomによる文化講座。第4回は芝不器男。彼の出身地である松野町や、婿養子として結婚後に住んだ三間の太宰家の様子も紹介しながら、不器男句の特徴について語った。

句の手触り、俳人の響き19 西村麒麟2 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」38-3、2021.2.20、pp.48-49。 *現存俳人の評伝エッセイで、第19回目は前回に続き西村麒麟氏。氏の住まいである柿生を訪れ、いつもの散歩道やよく立ち寄る場所等の様子を綴りながら、柿生の町の雰囲気が氏の俳句観と響きあう点が多いことなど…

昭和俳句の特徴 ―「ホトトギス」、プロレタリア、モダニズムについて―  (フランス、トゥールーズ大学)

*トゥールーズ・ジャン・ジョレス大学、2021.2.15、19:00-20:30。 *フランスのトゥールーズ・ジャン・ジョレス大学の日本近代文学研究者、太田知美先生の学部授業枠での特別講演。昭和俳句の特徴として、「ホトトギス」の「写生」句、プロレタリアの自由律…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と04 原付の上のサバトラ猫

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.2.15。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。4回目は散歩中に見かけたサバトラ猫を写真に収めた時について。 ∴ いつものように散歩していると、あるマンションの駐車場に猫がいるのを見かけた。そのマンショ…

俳句の近代化の特徴、正岡子規や山口誓子など(ドイツ、ミュンヘン大学)

*ミュンヘン大学、2021.2.9、22:15-23:45。 *ドイツのミュンヘン大学の日本学研究者、エヴリン・シュルツ先生の大学院授業枠での特別講演。正岡子規の俳句革新前後で変容した江戸俳諧と近代俳句の差異を指摘しつつ、近代俳句の特徴を発展させた山口誓子の…

特集『つむぎうた』一句鑑賞

*「花鶏」21-1、2021.2.1、pp.37-38。 *「花鶏」野中亮介主宰の句集『つむぎうた』の一句鑑賞。「竹馬の子に伝言を託しけり」を鑑賞した。

「花」の静けさ、眩しさについて (ドイツ、デュッセルドルフ大学)

*デュッセルドルフ大学、2021.2.1、16:30-18:30。 *ドイツのデュッセルドルフ大学の日本学研究者、小林亜未先生の授業枠での特別講演。日本文化独特の「花」の静けさや眩しさを、古典の和歌や物語、能、浄瑠璃、また現代の俳句やアニメ、漫画等を参照しな…

金沢ゆかりの徳田秋声、泉鏡花、高濱虚子の俳句など (ドイツ、ボン大学 )

*ボン大学、2021.2.1、22:30-24:00。 *ドイツのボン大学の日本文学研究者、ハロルド・マイヤー氏とのオンラインによる連続共同授業で、大学院学生が対象。金沢出身の徳田秋声、泉鏡花の俳句、また北陸を訪れた高浜虚子の俳句を鑑賞した。

会話形式でわかる近代俳句史超入門59 日野草城1 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」279号、2021.2.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。今回は日野草城の経歴について語り合った。

季節と追憶26 松山の十六日桜 (俳誌「氷室」)

*「氷室」29-2、2021.2.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。26回目は松山の山越の里という地にあったという「十六日桜」と近くのロシア兵墓地について。江戸期の逸話、小泉八雲の小説、正岡子規の句等を参照しながら…

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句38 戦後俳句2 (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」38-2、2021.2.1、pp.208-211。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。38回目は「戦後俳句2」。菖蒲あや、中村汀女らの俳句観を確認しつつ、戦後の諸芸術の潮流と踵を接していたことなどを綴った。

逸話のさざめき、句の面影14 阿波野青畝 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」295、2021.2.1、pp.158-161。 *物故俳人の評伝エッセイ。14回目は阿波野青畝。士族の家に生れ、厳しく躾けられた青畝が耳疾に悩まされながら句作に人生を賭した激しさ等を綴った。