2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

観光地と俳句   (「エハカキ」)

*「エハカキ」vol.29、2009.8.15、pp.11。 *京都嵐山の写真に福田把栗(子規派)の俳句をあしらった絵葉書を例に、観光地の絵葉書には俳句が添えられることが多いこと、またその特徴と意義とを考察した。

俳句における写生とは (俳人協会関西支部、夏季講座)

*俳人協会関西支部主催・第二八回関西夏季俳句指導講座(於エルおおさか)での講演。 *正岡子規の「写生」は、学校教育等で「事物のありのままを詠む」と紹介されることが多いが、そこには明治時代の流行思想や日本の韻文の伝統が大きく影響していたことを…

あの頃、俳句は08 「ホトトギス」昭和17年8月号 (俳誌「円虹」)

*「円虹」176号、2009.8.1、pp.12-13。 *往時の「ホトトギス」を繙く連載評論。8回目は昭和17年8月号。同号掲載の高浜虚子の新作能「時宗」等に焦点を当てつつ、太平洋戦争下の高浜虚子の動向を述べた。

俳諧いまむかし(三十三) 八月 幹雄 (俳誌「氷室」)

*「氷室」17-8、2009.8.1、pp.40-41。 *俳句に関するエッセイ。33回目は明治の俳諧宗匠、三森幹雄の俳諧観について綴った。