2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

句の手触り、俳人の響き09 福田若之3  (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」37-5、2020.4.20、pp.32-33。 *現存俳人の評伝エッセイ。開成高校出身の福田若之(浩之)氏の句集『自生地』に彼自身が育った国分寺の土地のありようを重ねつつ、句集の特徴を探った。

かけ出し俳人のための心得教室 現代俳句の潮流を知ろう (総合誌「俳句αあるふぁ」)

*「俳句αあるふぁ」175、2020.4.14(刊行自体は3月中旬)、pp.186-206。 *特集「かけ出し俳人のための心得教室 現代俳句の潮流を知ろう」の寄稿記事。総論の後、自由律、人間探究派、社会性俳句の各潮流の発生やその意義等を歴史的に踏まえつつ概説した。

『四国遍路の世界』  (ちくま新書)

四国遍路の世界 (ちくま新書)発売日: 2020/04/07メディア: 新書 *愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター編『四国遍路の世界』(ちくま新書、2020.12.25)所収「俳句・文学から見る近現代の四国遍路」担当、pp.173-191。 *近現代俳句・文学が四国遍路を…

逸話のさざめき、句の面影04 種田山頭火 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」285、2020.4.1、pp.126-129。 *物故俳人の評伝エッセイ。4回目は種田山頭火。極度に不安定な精神状態と酒に溺れた彼の逸話を綴った。

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句28 臭い (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」37-4、2020.4.1、pp.208-211。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。28回目は「臭い」。戦後のある時期まで暮らしの至るところに濃厚だった生活の臭い、つまり便所や汗、魚売り等の職業に就く人々が放つ臭いを無名句や漫画「…

季節と追憶16 句解 (俳誌「氷室」)

*「氷室」28-4、2020.4.1、pp.14-15。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。16回目は「句解」。俳句の句解のあり方について述べた。

四季のうつろい、句の香り6 春爛漫  (「花鶏」)

*「花鶏」19-8、2020.4.1、pp.4-5。 *季節と俳句のエッセイ。杉田久女の句や夏目漱石の「草枕」、与謝蕪村の句等を参照しつつ、春爛漫の風情を綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門49 川端茅舎1 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」269号、2020.4.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。大正期から昭和初期にかけて活躍した川端茅舎の経歴について語り合った。