2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と14 「流れ」について

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.9.30。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。14回目は「流れ」について。人生には何度か「流れ」が訪れることがあるが、その「流れ」とは……といったことなどを綴った。 ∴ 「流れ」に乗ることの重要さに今さら…

時のうつろい、句の響き20 八幡浜の二青年 (俳誌「子規新報」)

*「子規新報」2-86、2021.9.25、16p。 *愛媛ゆかりの俳句や文化を綴るエッセイ。連載20回目は八幡浜で生まれ育った二宮忠八(ライト兄弟より「飛行器」の原理に気付き、民間で飛行機完成を試みた人物)と、詩人の高橋新吉について綴り、最後は現八幡浜高校…

ことばの花束  (エフエムいたみ)

*エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2021.9.20-24、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 *ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿って俳句を紹介。 ・9/20-21:「朝刊を大きくひらき葡萄食ふ 石田波郷」。 ・9/22-23:「葡萄食ふ一語一語のごとくにて 中村草田…

句の手触り、俳人の響き26 関悦史2 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」38-10、2021.9.20、pp.26 -27 。 *現存俳人の評伝エッセイ。第26回目は関悦史氏の2回目。氏の生い立ちから前半生まで、そして俳句に親しむようになったきっかけなどを綴った。

俳句史講座4 「写生」の出現 正岡子規、高浜虚子らの「ホトトギス」(愛媛県文化振興財団文化講座)

*オンライン講座、2021.9.3、13:30-14:50。 *Zoomによる文化講座。江戸俳諧から近代俳句に変貌する大きな契機となった「写生」を中心にしつつ、正岡子規や高浜虚子の「ホトトギス」について語った。

季節と追憶33 入江の家の子守歌 (俳誌「氷室」)

*「氷室」29-9、2021.9.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。33回目は「入江の家の子守歌」。中村草田男が幼少時に過ごした愛媛県の松前町についての彼の思い出や松前町の文化について綴った。

身分と「人間」の狭間で 百二十年前に生まれた四俳人 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」302、2021.9.1、pp.44-47。 *明治34(1901)年生まれの日野草城、中村草田男、山口誓子、秋元不死男の四俳人特集の総論。彼らの生まれ育った時代の文化思潮や出自等が後の彼らの俳句人生に大きな影響を与えたことなどをまとめ、20世紀初頭の日…

逸話のさざめき、句の面影21 吉野義子 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」302、2021.9.1、pp.136-139。 *物故俳人の評伝エッセイ。21回目は吉野義子。吉野家の養子として育ち、経済的に恵まれた環境の中で暮らした彼女が結婚後、ふと虚ろな想いに囚われた後、敗戦後に句作に目覚める過程を彼女の人生とともに綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門66 富澤赤黄男3(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」285号、2021.9.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。66回目は富澤赤黄男の作品観賞を中心に語り合った。

ものがたりのある俳句 杉田久女

*「俳壇」38-10、2021.9.1、口絵、71p。 *一句に潜む物語性を読み解くシリーズ。杉田久女の「朝顔や濁りそめたる市の空」を下に綴った。