2021-09-01から1日間の記事一覧

季節と追憶33 入江の家の子守歌 (俳誌「氷室」)

*「氷室」29-9、2021.9.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。33回目は「入江の家の子守歌」。中村草田男が幼少時に過ごした愛媛県の松前町についての彼の思い出や松前町の文化について綴った。

身分と「人間」の狭間で 百二十年前に生まれた四俳人 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」302、2021.9.1、pp.44-47。 *明治34(1901)年生まれの日野草城、中村草田男、山口誓子、秋元不死男の四俳人特集の総論。彼らの生まれ育った時代の文化思潮や出自等が後の彼らの俳句人生に大きな影響を与えたことなどをまとめ、20世紀初頭の日…

逸話のさざめき、句の面影21 吉野義子 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」302、2021.9.1、pp.136-139。 *物故俳人の評伝エッセイ。21回目は吉野義子。吉野家の養子として育ち、経済的に恵まれた環境の中で暮らした彼女が結婚後、ふと虚ろな想いに囚われた後、敗戦後に句作に目覚める過程を彼女の人生とともに綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門66 富澤赤黄男3(俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」285号、2021.9.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。66回目は富澤赤黄男の作品観賞を中心に語り合った。

ものがたりのある俳句 杉田久女

*「俳壇」38-10、2021.9.1、口絵、71p。 *一句に潜む物語性を読み解くシリーズ。杉田久女の「朝顔や濁りそめたる市の空」を下に綴った。