2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

愛媛俳句、文化講座01 高浜虚子の俳句とかつての松山、北条 (愛媛文化振興財団)

*愛媛県県民文化会館本館3階5・7会議室、2023.6.27、13:30-15:00。 *文化講座「愛媛俳句・文化講座」第1回目。松山、北条で生まれ育った高浜虚子の人生や郷里についての文章や俳句作品を味読した。

句の手触り、俳人の響き45 小田島渚5 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」40-7、2023.6.20、pp.78-79。 *現存俳人の評伝エッセイ。第45回目は小田島渚氏の5回目。「小熊座」の高野ムツオ主宰による選句が与えた影響や、「爆心地のひぐらしに目覚めてひとり」等の作品を例にしながら、小田島氏における句作のありよう…

タイムトラベル俳句の歴史15 新興俳句の金字塔と太平洋戦争の勃発  (「NHK俳句」)

*「NHK俳句」340、2023.6.20、pp.38-41。 *室町連歌から現代俳句までを通観する「タイムトラベル 俳句の歴史」。第15回目は京大俳句事件に象徴される俳句弾圧の時代状況や富澤赤黄男『天の狼』の出現等を綴った。

日本語俳句の「一物仕立て」について   (ミュンヘン、アウグスブルク句会)

*ミュンヘン句会・アウグスブルク合同句会、2023.6.18、21:00-23:00。 *ドイツのミュンヘン句会・アウグスブルク句会合同主催講演。日本語俳句における「一物仕立て」の実例を、句作品を例に意見交換しながら論じた。「まさをなる空よりしだれ桜かな 富安…

俳句講座01 「雨」を味わう、俳句やユーミンの歌詞から   (愛媛県文化振興財団)

*愛媛県文化振興財団のオンライン講座、2023.6.6、13:30-15:00。 *Zoomによる文化講座。2023年度の初回は「雨」を詠んだ中村汀女や阿波野青畝、橋本多佳子等の句に加えてユーミンが「雨」を歌った歌詞も参照しながら、四季の「雨」の情趣や梅雨独特の風情…

近現代俳句の名作を鑑賞する03 明治期の「写生」論争、名句鑑賞 (愛媛新聞社カルチャー講座)

*愛媛新聞社別館503教室、2023.6.3、14:00-15:30。 *近現代俳句の名句を鑑賞する講座。3回目前半は、明治期の「写生」についての議論と作品を講義した。後半は、「夏氷自転車濡らすとめどなく 山口誓子」「夏嵐机上の白紙飛び尽くす 正岡子規」等を鑑賞し…

本の庭 (総合誌「俳壇」)

*「俳壇」40-6、2023.6.1、pp.198-199 。 *俳句関連の書籍紹介及び書評欄。秦夕美句集『雲』、黒川悦子句集『若葉風』、山西雅子句集『雨滴』を紹介した。

日本の六月の涼やかさ (「ボストン日本人会会報」)

*「ボストン日本人会会報」174,2023.6.1、pp.10-11。 *アメリカのボストン日本人会の会報寄稿。日本の六月の蒸し暑さを和らげるものとして、着物の時代は単衣が愛され、また鰺や鮎が賞味されてきた風情を各人の俳句や随筆を紹介しながら綴った。

季節と追憶53 金子兜太の造形俳句 (俳誌「氷室」)

*「氷室」31-6、2023.6.1、pp.20-21。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。53回目は金子兜太の造形俳句と同時代芸術との関連性について論じた。

会話形式でわかる近代俳句史超入門87 俳句史や人生について2  (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」307号、2023.6.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。実力と運について、また運とは何かといったことなどを語り合った。

逸話のさざめき、句の面影39 鈴木しづ子 (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」323、2023.6.1、pp.142-145 。 *物故俳人の評伝エッセイ。39回目は鈴木しづ子。戦後にスキャンダラスな句で話題になった彼女の人生や句のありようを綴った。