2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2020年前期、遠隔同期授業実践報告  (『遠隔でつくる人文社会学知』)

sites.google.com*『遠隔でつくる人文社会学知 ―2020年前期の授業実践報告―』(雷音学術出版、2020.10.31)、pp.41-42。 *2020年前期に各大学の教員が行った遠隔授業実践報告。愛媛大学の授業を全てZoomの遠隔同期授業を行ったため、その内の二つの講義に…

句の手触り、俳人の響き15 平成期と俳句甲子園 (総合俳誌「俳句四季」)

*「俳句四季」37-11、2020.10.20、pp.26-27。 *現存俳人の評伝エッセイ。第15回目はこれまで紹介した俳句甲子園関連の俳人を紹介した総括として、平成時代の象徴としての俳句甲子園のありようを概括した。ゲーム性の高い句作のあり方が俳句観に何をもたら…

『大学的愛媛ガイド』  (昭和堂)

大学的愛媛ガイド発売日: 2020/10/06メディア: 単行本 *『大学的愛媛ガイド』(昭和堂、2020.10.20)所収、第一部「歴史と文化」の「文学とゆかりの地」担当、pp.61-73。 *愛媛県における文学ゆかりの地の風情を具体的に綴った。中予地域として松山城の正…

Where were you while we were getting high? ――銀漢亭に立ち寄った3月のことなど (サイト「セクト・ポクリット」)

*サイト「セクト・ポクリット」、2020.10.10。 *東京神保町にあった酒場「銀漢亭」の回想エッセイ。主に2015年3月に俳人協会評論新人賞を受賞した際、二次会として店を訪れた時のことをその前後も含めて描いた。 sectpoclit.com

旧別子の伝説、また昭和戦後に訪れた山口誓子俳句について (新居浜市生涯学習センター)

*新居浜市生涯学習センター主催によるオンライン講演、2020.10.3、14:00-16:00。 *オンライン講座。旧別子一帯に伝わる平家落人伝説や長曽我部の残党の逸話を紹介するとともに、山口誓子が戦後に旧別子を訪れて詠んだ「別子銅山」を味読した。

季節と追憶22 秋の化身 (俳誌「氷室」)

*「氷室」28-10、2020.10.1、pp.16-17。 *四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。22回目は「秋の化身」。秋の風情を綴った作品として松本たかしの俳句、王安石の漢詩、泉鏡花の小品、北原白秋の随筆を紹介しつつ、最後は川端茅舎の俳句…

おすすめの一冊  (「図書館だより」)

*「図書館だより」109号、2020.10.1、PP.8-9。 *愛媛大学図書館発行の冊子に寄稿。東直子・穂村弘共著の歌集エッセイ『回転ドアは、順番に』、及びバルザック『ゴリオ爺さん』を推薦した。

北条の遍路の墓  (月刊「へんろ」)

*「へんろ」439号、2020.10.1、5p。 *愛媛県北条(現・松山市)で幼少時を過ごした高浜虚子は近くの大師堂境内にあった「阿波のへんろの墓」が妙に忘れられず、俳人となった後に再訪し、句を詠んだことなどを綴った。

会話形式でわかる近代俳句史超入門55 富安風生 (俳誌「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」275号、2020.10.1、pp.16-17。 *「青木先生×俳子」の会話形式による近代俳句史。今回は富安風生の経歴と俳句の特徴を語り合った。

逸話のさざめき、句の面影10 松本たかし (総合誌「俳句界」)

*「俳句界」291、2020.10.1、pp.140-143。 *物故俳人の評伝エッセイ。10回目は松本たかし。宝生流の能役者の名家に生れ、長男として名人である父の跡を継ぐべきだったが、結核等の病弱で断念し、俳人になる道を選んだ彼の境遇や女性遍歴のことなどを彼の句…

いつでもそこに、俳句があった 郷愁の昭和俳句34 路地の炭屋 (総合俳誌「俳壇」)

*「俳壇」37-10、2020.10.1、pp.208-211。 *有名無名の俳人の句群を通じ、昭和の世相を回想する連載。34回目は「路地の炭屋」。昭和30年代の下町、路地で炭屋を営む家族を想定しながら、当時の生活の諸相を俳句とともに小説風に綴った。