季節と追憶32 東雲公園の句碑 (俳誌「氷室」)

「氷室」29-8、2021.8.1、pp.16-17。
四季それぞれの季節感に沿った文学についての連載エッセイ。32回目は「東雲公園の句碑」。中村草田男は生前、自句の句碑をほぼ認めなかったが、松山市の東雲公園は例外的に彼が認めた句碑で、「夕桜城の石崖裾濃なる」が刻まれている。なぜその場所に建てられ、西の方角を向いているかといった碑の意味などを綴った。