【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と28 愛媛県の岩松と小野商店

*サイト「セクト・ポクリット」、2022.10.17。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。28回目は拙著『愛媛 文学の面影』南予編で紹介した愛媛県の岩松と獅子文六について、また岩松の小野商店内に設えられた大竹伸朗コーナーについて綴った。 ∴ 愛媛ゆかり…

ボストンと四国松山の意外な関係  (「ボストン日本人会会報」)

*「ボストン日本人会会報」172,2022.10.1、pp.8-9。 *ボストンと松山の意外な関係として、ボストンのプリマスやニューイングランドに移住したピルグリム・ファーザーズの伝説と、四国最初の女学校を設立した松山教会牧師の二宮邦次郎との関係を綴った。

【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と27 約48万字の本作りと体力

*サイト「セクト・ポクリット」、2022.9.30。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。27回目は拙著『愛媛 文学の面影』三部作を刊行した際、本作りに体力と生活習慣が肝要と感じたことなどを綴った。 ∴ 愛媛の出版社、創風社出版から『愛媛 文学の面影』と…

【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と26-4 愛媛県南予地方と宇和島の牛鬼4

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.9.18。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。26回目は愛媛県宇和島市等の南予地方で有名な牛鬼について4回にわたり綴った。今回はその4回目。∴ 現在、宇和島で催される牛鬼まつりは和霊神社の神輿の先導役を…

【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と26-2 愛媛県南予地方と宇和島の牛鬼2

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.4.15。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。26回目からは愛媛県宇和島市等の南予地方で有名な牛鬼について綴った。今回はその二回目。 ∴柱に高々と掲げられた異形の面を見た時、私は宇和島に来たことを実感…

台北時代の下村非文 (俳誌「山茶花」)

*「山茶花」900、2022.4.10、pp.30-31 。 *「山茶花」元主宰の下村非文は、戦前の日本統治時代の台湾銀行に勤めており、そこで俳句を知ったという経歴の持ち主である。台湾の俳誌「ゆうかり」掲載記事から非文の台湾銀行時代の作品や句会の様子を紹介しつ…

【公開エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と26-1 愛媛県南予地方と宇和島の牛鬼1

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.4.4。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。26回目からは愛媛県宇和島市等の南予地方で有名な牛鬼について綴った。今回はその一回目。 ∴ 「きさいやロード」と掲げられた宇和島(愛媛県南予地方の町)のアー…

香園寺の種田山頭火 (月刊「へんろ」)

*「へんろ」457号、2021.4.1、5p。 *愛媛県の第●番札所の香園寺に一時住んでいた木村無相、河村みゆき等は「層雲」の種田山頭火の自由律に惹かれており、その山頭火が遍路巡りで香園寺を訪れた時の逸話や経緯等を綴った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と25 写真の音、匂い

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.315。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。25回目は台湾の写真を見直した時の音や匂いの記憶について綴った。 ∴ 昔の旅行写真を見ながら往事を振り返っていると、興味深いことがあった。 上の写真は夏に台湾…

第37回富澤赤黄男顕彰俳句大会選者  (八幡浜市教育委員会)

*『第37回富澤赤黄男顕彰俳句大会』、2022.3.6、pp.19-21。 *八幡浜市教育委員会による富澤赤黄男(川之石出身)を顕彰する2021年度俳句大会の特別選者を務めた。対面の大会は中止となり、各選者の選句結果を冊子にまとめて配布とした。

巻頭エッセイ 春の光  (総合誌「俳壇」)

*「俳壇」39-3、2022.3.1、pp.20-21。 *巻頭エッセイとして、春光の眩しさを綴った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と23 懐かしいノラ猫たち

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.2.15。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。23回目は散歩していた時に出会った驚きの猫たちについて綴った。∴ 昔、散歩していた時にふと視線を感じたのでその方に目をやると、上の写真のように猫がこちらを…

俳句コンクール 皆様の応募俳句を読んで  (「デュッセルドルフ日本人会報」)

*「デュッセルドルフ日本人会報」170号、2022.2.15、8p 。 *ドイツのデュッセルドルフ日本人会の会報に寄稿。会員の皆様が詠んだ俳句の寸評を綴った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と22 鍛冶屋とセイウチ

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.1.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。22回目は幼少時からよく聴いていたヘンデル「調子の良い鍛冶屋」とビートルズの「I am the walrus」について綴った。∴ 子どもの頃から折に触れて聴いている曲があ…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と21 中国大連の猫

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2022.1.24。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。21回目は中国の大連市に行った時に出会った白猫の様子について綴った。 ∴ 大連の猫は眼が青かった。 中国の遼寧師範大学に行った時、早朝に大学周辺を散策してい…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と20 ミュンヘンの冬と初夏

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.12.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。20回目は12月のクリスマスの時期にドイツのミュンヘンを訪れた際のことを、トーマス・マンの小説に触れつつ綴った。 ∴ ドイツは今年もクリスマスのマルクト等が…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と19 子猫たちのいる場所

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.12.15。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。19回目は散歩の途中によく立ち寄った公園の子猫たちについて綴った。 ∴ 同じ地域を散歩していると色々な変化に気づくことがある。道路脇の木がいつの間にか伐採…

俳句をどのように詠めばよいか  (「デュッセルドルフ日本人会報」)

*「デュッセルドルフ日本人会報」169号、2021.12.15、8p 。 *ドイツのデュッセルドルフ日本人会の会報に寄稿。俳句は季語と五七五で成り立つ詩だが、そもそも「俳句」をいかに見なし、どのように詠めばよい詩なのかといったことを綴った。

2021年の収穫  (「週刊読書人」)

*「週刊読書人」3419号、2021.12.10、2面。 *各人が2020年秋~2021年冬頃の刊行書籍から三冊を選ぶ特集記事。鴇田智哉句集『エレメンツ』、佐藤文香『菊は雪』、堀田季何『人類の午後』の三冊を挙げた。

ものがたりのある俳句 坪内稔典  (総合誌「俳壇」)

*「俳壇」38-13、2021.12.1、口絵、136p。 *一句に潜む物語性を読み解くシリーズ。坪内稔典の「つわぶきが咲きます母のいない家」を下に綴った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と18 チャップリン映画の愉しみ方

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.12.1。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。18回目はチャップリン映画の個人的な愉しみ方について。チャップリンの著名な映画もいいが、"The Pilgrim"のような佳作に彼の演技や動作のキレを堪能できる場面が…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と17 「黒色」の響き

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.11.15。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。17回目は「黒」の印象的なこととして、マティスの絵画の黒色、台湾の故宮博物院の清朝時代の家具、泉鏡花「日本橋」で描かれた庶民の黒孺子の掛襟についてなどを…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と16 秋の夜長の漢詩、古琴

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.10.31。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。16回目は秋夜に触れる漢詩と古琴について。秋の夜長に白居易や阮籍の詩に触れつつ、気分を出すために古琴を流すひとときのありようを綴った。 ∴ 秋の夜長には漢…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と15 秋に聴きたくなる曲

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.10.14。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。15回目は秋になると聴きたくなる曲として、1960年代のアメリカのポップ・グループであるThe Beach Boysの有名な未完成アルバム『SMiLE』を紹介した。下記は全文…

ものがたりのある俳句 星野立子  (総合誌「俳壇」)

*「俳壇」38-11、2021.10.1、口絵、71p。 *一句に潜む物語性を読み解くシリーズ。星野立子の「ハンカチを干せばすなはち秋の空」を下に綴った。

愛媛の椿堂と曼珠沙華 (月刊「へんろ」)

*「へんろ」451号、2021.10.1、4p。 *愛媛の四国別格二十霊場の一つ、四国中央市の常福寺は通称椿堂と言われている。弘法大師が地面に挿した杖が椿になったとされ、戦後に住職だった石川椿は俳句趣味があった。戦後、「ホトトギス」の俳人である深川正一郎…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と14 「流れ」について

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.9.30。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。14回目は「流れ」について。人生には何度か「流れ」が訪れることがあるが、その「流れ」とは……といったことなどを綴った。 ∴ 「流れ」に乗ることの重要さに今さら…

ものがたりのある俳句 杉田久女

*「俳壇」38-10、2021.9.1、口絵、71p。 *一句に潜む物語性を読み解くシリーズ。杉田久女の「朝顔や濁りそめたる市の空」を下に綴った。

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と13-4 松山藩松平定行公と東野、高浜虚子や今井つる女が訪れた茶屋について4

*初出:サイト「セクト・ポクリット」、2021.7.14。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。13回目分は分割して連載。松平家の松山藩初代、定行公は愛媛のご当地タルトをもたらした藩主としても知られ、また隠居後は松山の東野に茶屋を設け、晩年を過ごし…

【エッセイ】趣味と写真と、ときどき俳句と13-3 松山藩松平定行公と東野、高浜虚子や今井つる女が訪れた茶屋について3

*サイト「セクト・ポクリット」、2021.7.12。 *趣味や大学の授業、俳句その他の随筆。13回目分は分割して連載。松平家の松山藩初代、定行公は愛媛のご当地タルトをもたらした藩主としても知られ、また隠居後は松山の東野に茶屋を設け、晩年を過ごした。後…