2010-11-01から1日間の記事一覧

あの頃、俳句は23 藤後左右の「どこそこに咲き」 (俳誌「円虹」)

*「円虹」191号、2010.11.1、pp.10-11。 *往時の俳句雑誌を繙く連載評論。23回目は「ホトトギス」昭和5年11月号雑詠欄の藤後左右「曼珠沙華どこそこに咲き畦に咲き」等について綴った。

愛と執着、または起風器――碧梧桐、虚子から見た子規  (学術誌「国文学 解釈と鑑賞」)

■学術誌「国文学 解釈と鑑賞」75-11、2010.11.1、63-69p。 ■正岡子規の弟子である河東碧梧桐と高浜虚子は子規門の双璧であり、二人は子規を敬愛していたとされる。その一方で、両者は子規に対し一言では言い尽くせない感情を多々抱いていた。それを「憧れ・…