2017-01-01から1年間の記事一覧

几董『井華集』夏 輪講(22)  (研究会紀要「俳文学研究」68号)

■「俳文学研究」68号、2017.10.1、pp.6-7。 ■京都俳文学研究会による几董『井華集』輪講録。夏部の内、「卯の花や薄痘がほにしろいもの」「筍に括り添たりしやがの花」「かきつばた魚や過けん葉の動き」「等閑に杜若咲く古江かな」を担当。

俳句学講座04 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール3階第5,7会議室、2017.9.28、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」第4回目「「作者」を味わう」。愛媛県八幡浜市出身の富澤赤黄男、また愛媛県佐田岬出身の坪内稔典の代表句を紹介しつつ、彼らが生まれ育った八幡浜や佐田岬関連の回想録…

「ぐだぐだぶつぶつ」ロケ  (ぐだぶつあんプロジェクト)

■松山市宝厳寺〜湯神社、14:00-17:30。 ■「ぐだぶつあんプロジェクト」の一環である神野紗希氏・青木の「ぐだぐだぶつぶつ」収録。宝厳寺で正岡子規、神野紗希氏の俳句について語り合い、次に湯神社で愛大俳句研究会メンバーの紹介を行った。

「正岡子規のふるさとシンフォニーイベント」記事  (愛媛新聞)

■愛媛新聞、2017.9.25、8面。 ■9月24日に催された「正岡子規のふるさとシンフォニーイベント」の記事。写真及びシンポジウムの際に発言したコメントが掲載。

正岡子規のふるさとシンフォニーイベント  (松山ことばのちから委員会、松山市役所)

■松山市民会館中ホール、2017.9.24、13:30-15:30。 ■正岡子規・夏目漱石生誕150周年記念イベントとして、正岡子規の俳句に音楽を付した新井満氏や青木等によるシンポジウム及び音楽会。第1部に神野氏・青木が子規・漱石の文学者としての魅力や特徴を述べ…

「俳句王国がゆく」ロケ  (NHKテレビ)

■道後温泉駅〜道後温泉本館〜鮒屋旅館、2017.9.22、14:00-16:30。 ■NHKテレビ「俳句王国がゆく」の収録。正岡子規・夏目漱石生誕150周年に合わせ、東京チーム、松山チーム双方とともに「散策集」の道筋を歩き、また鮒屋旅館の庭園で子規・漱石ゆかりの松…

はるかな帰郷―田中裕明の詩情について―(13)  (同人俳誌「静かな場所」19号)

■「静かな場所」19号、2017.9.15、pp.11-14。 ■田中裕明の「詩情」をめぐる連載評論。田中裕明と森澄雄の「伝統」観を整理しつつ、両者の異なりを明らかにするため、世代的に彼らの間に位置する坪内稔典の1970年代の動向を参照し、森―坪内―田中の流れにおい…

別子山、文学碑めぐり  (別子校区まちづくり推進委員会)

■新居浜市旧別子地域、2016.9.3、9:30-16:00。 ■新居浜市の別子校区まちづくり推進委員会、曽我氏の発案による歌碑・句碑めぐりツアー。別子山村地域に点在する川田順、第十六代住友友成(泉幸吉)、合田正良らの歌碑に加え、本田三嶺子、合田一系、伊庭貞剛…

「別子」ゆかりの句碑、歌碑をたずねて  (新居浜市生涯学習センター)

*新居浜市生涯学習センター別館3階視聴覚室、2017.9.2、14:00-16:00。 *新居浜生涯学習センター「日本文学講座」。新居浜や旧別子山村に点在する句碑や歌碑等を紹介しつつ、作者の経歴や碑の建てられた状況、読解などを通じて魅力を述べた。

この本 この一句  (総合誌「俳句界」)

■「俳句界」23-9、2017.9.1、pp.185。 ■下記二冊の一句評。 ・小田有『げんげ道』 音立てて夫在るごとく葱刻む 夫に先立たれた女性が、一人分の食事を準備している。あまりに長く連れ添ってきた二人の生活が当たり前すぎて、独り暮らしに妙な違和を折々感じ…

俳壇月評 七月号の作品(総合俳誌「俳壇」)

■「俳壇」34-10、2017.9.1、pp.-。 ■「俳壇」「俳句」「俳句四季」「俳句あるふぁ」「俳句界」2017年7月号掲載諸作の句評。

生誕150年子規・漱石 極堂が語る愚陀仏庵の日々 (愛媛新聞)

*「愛媛新聞」2017.8.29、14面。 *正岡子規、夏目漱石生誕150年記念記事のインタビュー。明治28年の松山で一時期、ともに過ごした子規・漱石の愚陀仏庵の日々や、柳原極堂ら松風会の人々の革新の意義などを述べた。記事は江頭謙氏、下は記事。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2017.8.28-9.1、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、・「洗ひ髪結ふ間なくして人に逢ふ 下村梅子」(8/28、月) ・「かの人も現実にありて暑…

第5回俳句対局龍淵王決定戦  (坂の上の雲ミュージアム)

■坂の上の雲ミュージアム1階ホール、2017.8.26、13:30-16:30。 ■「100年俳句計画」編集室主催による第5回俳句対局龍淵王決定戦の審査。審査員に松本勇二氏その他、青木、またコメントに夏井いつき氏、司会進行役に家藤正人氏。

青春の句 輝く夏 俳句甲子園フォトスケッチ (愛媛新聞)

*「愛媛新聞」2017.8.24、文化13面。 *俳句甲子園全国大会の試合風景の写真特集。下は審査員として参加中の一枚。

俳句学講座03 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール3階第5,7会議室、2017.8.24、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」の第三回目「一句をじっくり味わう―さくら、空など」。俳句作品をじっくり味わう回として、「ちるさくら海あをければ海へちる 高屋窓秋」等を紹介しつつ俳句読解の魅力を…

俳句甲子園全国大会予選トーナメント審査員  (第20回俳句甲子園)

■俳句甲子園全国大会予選トーナメント、Hブロック審査員(於大街道商店街)。2017.8.19、10:10-17:00。 ■午前〜午後はHブロック出場の福島県立磐城高校、愛媛県愛光高校、愛媛県新田青雲中等教育学校、東京開成高校の各リーグ戦審査。優勝は開成高校。 午…

火花よりも柿の葉寿司を開きたし 西村麒麟「思ひ出帳」評

■BLOG俳句新空間、2017.8.4。 ■サイト「BLOG俳句新空間」による「西村麒麟の北斗賞受賞作「思ひ出帳」を読む」シリーズの第八回目担当。西村麒麟氏の「俳句」性がどの点にあるか、その特徴などを述べた。 全文はリンク先を参照 → http://bit.ly/2x1h8ij

この本 この一句  (総合誌「俳句界」)

■「俳句界」23-8、2017.8.1、pp.204。 ■石渡旬氏の句集『蒿雀籠』の一句評。 団栗の両手に余る昔かな 掲句を、本句集に収められた「薬狩むかしひ弱な子でありし」と比較してみよう。「薬狩」句の方は、かつて幼少時は「ひ弱」な身体だったが、それでも年を重…

俳句の読み方、詠ませ方―教科書採録作品も交えつつ―  (俳人協会関西支部、夏季講座)

■俳人協会関西支部主催・第36回関西夏季俳句指導講座。於エルおおさか、2017.8.1、15:15-16:35。 ■俳句をいかに読み、また学校教育でいかに詠ませるかといった内容で、学校教員向けの講演を行った。「万緑の中や吾子の歯生えそむる 中村草田男」「せきをして…

刻まれた句、漂う夢 戦後俳句史1 生きている証と、八〇年代  (俳誌「円座」39号)

■「円座」39号、2017.8.1、pp.54-61。 ■戦後俳句史論の一回目。1980年代の雰囲気を伝えるものとして、生きている証として苦労を重ねて一生懸命俳句にすがろうとした大正期生まれの菖蒲あやと、俳句のために我慢や結社での下積みを是とする風潮を「大嫌い」と…

俳句学講座02 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール3階第5,7会議室、2017.7.20、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」の第四回目「一句をじっくり味わう―うなぎ、プールなど」。俳句作品をじっくり味わう回として、「うなぎ屋の二階にゐるや秋の暮 大場白水郎」等を紹介しつつ俳句読解の魅…

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2017.7.3-7、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、・ビートたけしの名言(7/3、月) ・小澤實の俳句「ふはふはのふくろうの子の吹かれをり」…

四季に生きる  (総合俳誌「俳壇」)

■「俳壇」34-8、2017.7.1、pp.196-201。 ■特別寄稿エッセイ。四季に生きるよるべなき日本人の暮らしぶりを描いた。具体的には、梅雨と文芸の交響の中で暮らすありようを下記の作品を連ねつつスケッチしたもの。 ・和歌「五月雨の空なつかしく匂ふかな花橘に…

色褪せない放哉 『尾崎放哉 つぶやきが詩になるとき』書評  (総合俳誌「俳句」)

■「俳句」66巻7号、2017.7.1、p.265。 ■『尾崎放哉 つぶやきが詩になるとき』(河出書房新社、2016.12)の書評。

関悦史『俳句という他界』書評  (総合詩誌「現代詩手帖」)

■「現代詩手帖」60-7、2017.7.1、131p。 ■俳人関悦史の評論集『俳句という他界』(邑書林)の書評。

「日本派の「写生」と「俳句らしさ」について」講演録  (「鬼」38号)

■「鬼」38、2017.7.1、pp.74-79。 ■2016.8.21開催の結社「鬼」夏季研修大会での講演「日本派の「写生」と「俳句らしさ」について」の講演録。

批評家たちの「写生」(十九) 小林秀雄(その十一)   (俳誌「翔臨」89号)

*「翔臨」89号、2017.6.30、pp.6-7。 *文芸批評家の論を通じて「写生」を捉え直す連載評論。小林秀雄の志賀直哉論を参照しつつ、飯島晴子が「ホトトギス」流「写生」の機微に触れた文章も重ね、「写生」のありようを考察した。

「文学の世界 俳句の変革者たち」13  (NHKラジオ第2放送)

■NHKラジオ第2放送、2017.6.29、20:30-21:00。再放送は7.6、AM10:00-10:30。 ■NHKカルチャーラジオ「文学の世界」シリーズ、「俳句の変革者たち 正岡子規から俳句甲子園まで」の最終回放送。斉藤斎藤氏の短歌、長谷川櫂氏及び小澤實氏の俳句、池田澄子氏の…

俳句学講座01 (愛媛県文化振興財団文化講座)

■ひめぎんホール3階第5,7会議室、2017.6.22、13:30-15:00。 ■文化講座E「俳句学講義」の第一回目「「俳句」を味わうためのレッスン」。俳句を味わう、解釈するとはどのような感触なのか、そのためにはどのような方法があるかといったことなどを、全体の総論…