俳句の読み方、詠ませ方―教科書採録作品も交えつつ―  (俳人協会関西支部、夏季講座)

俳人協会関西支部主催・第36回関西夏季俳句指導講座。於エルおおさか、2017.8.1、15:15-16:35。
俳句をいかに読み、また学校教育でいかに詠ませるかといった内容で、学校教員向けの講演を行った。「万緑の中や吾子の歯生えそむる 中村草田男」「せきをしても一人 尾崎放哉」といった作品の読解は指導書等で述べられる解釈と異なることや、俳句創作は感性や個性、言葉の豊かさを優先するのでなく、また取り合わせ等で指導するよりも「観察と発見」を基準にした方が創作を促しうる場合が多いことなどを述べた。