2014-12-01から1日間の記事一覧

本物の俳人 中村草田男『万緑』について  (俳誌「秋草」)

■俳誌「秋草」(山口昭男主宰)5-12、2014.12.1、pp.8-9。 ■中村草田男が第三句集『万緑』(昭和16)を出版した頃、彼に並ぶ俳人は地上にほぼ存在しなかったことを、同時代評及び作品分析を通じて述べた。

俳句時評「俳句遺産12 俳句年鑑2014 Desolation Row」  (「現代詩手帖」)

■「現代詩手帖」2014.12.1、pp.206-211。 ■2014年の俳句界を総括した評論。一年間の著名受賞句集や作品を列挙しつつ概括した後、ボブ・デュランの曲"Desolation Row"を参照しながら鴇田智哉氏の「上着きてゐても落葉のあふれ出す」(句集『凧と円柱』所収)…

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒14「風花」昭和27年6月号、中村汀女  (俳誌「円座」23号)

■「円座」23号、2014.12.1、pp.32-36。 ■かつての俳誌をたどりつつ、近代俳句の諸相を述べる評論。今回は中村汀女を取り上げ、彼女の主宰誌「風花」昭和27年6月号に掲載された「風車止まりし色や春の夕」等を論じた。

会話形式でわかる近代俳句史超入門06高浜虚子2 (「100年俳句計画」)

*「100年俳句計画」205、2014.12.1、pp.38-39。 *青木先生と俳子による会話形式の近代俳句史。6回目は高浜虚子の各句を例に、彼のまなざしの強さについて語り合った。