窓の灯、雪を溶かさず――正岡子規『新俳句』と「月並句」の差異について (学術誌「同志社国文学」)

  
同志社国文学」72号、2010.3.20、pp.54-66。
正岡子規達の『新俳句』(明治31)は、子規派初の大規模な選集である。しかし、その収録句のどの点が新鮮であったかは従来研究されてこなかった。そのため、本稿は当時「旧派」とされる句群と子規達の句と具体的に比較した結果、『新俳句』所収作品はいずれも「旧派」の類型的な句群と異なることが判明した。ここから、子規達は「旧派」を単に否定したわけではなく、「旧派」を踏まえた上での句作を意識的に発表していたことを指摘した。
 
全文が同志社大学蔵書検索サイトで公開されています。
 http://bit.ly/kl0W3x ←ページを開いた後、「本文を見る」ボタンをクリックすると閲覧できます。