「菊」の詠みどころ―明治期俳諧宗匠と正岡子規達の作品から   (学術誌「アート・リサーチ」)

  
「アート・リサーチ」10号、2010.3.25、pp.29-40。
正岡子規達は江戸期以来の「旧派」を批判した、と言われる。しかし、子規達の作品のどの点が「旧派」と異なるのか、その具体的な指摘は従来さほど指摘されていない。そのため、本稿は子規達と「旧派」双方が詠んだ「菊」句に着目し、両者の比較を通じて子規達の作品が持ちえた斬新さを考察した。その結果、「旧派」は類型的な「菊」の姿を詠む傾向があり、子規達はその類型を意識的に回避し、現実の「菊」の姿を作品に裁ち入れる傾向があることが判明した。
 
全文が立命館アート・リサーチセンターのサイトで公開されています。
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