2013-01-01から1年間の記事一覧

あの頃、俳句は55 明治の俳諧19子規たちの素顔5 (俳誌「円虹」)

*「円虹」223号、2013.7.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。55回目は松山で療養中の子規が一種の使命感とともに句会に打ちこみ、体調を崩したことなどを述べた。

批評家たちの「写生」(十) 小林秀雄 その二 (俳誌「翔臨」77)

*「翔臨」2013.6.30、pp.22-23。 *文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。小林秀雄の『近代絵画』を参照しながら、高濱虚子や河東碧梧桐の句のありようを考察した。

四国中央市、暁雨館  (「愛媛新聞」四季録)

■出典:「愛媛新聞」2013.6.24、「四季録」より。四国中央市の「暁雨館」(江戸時代に和歌・俳諧に造詣の深かった山中家所蔵の資料館)について述べたもの。

俳句甲子園地方大会審査員

*俳句甲子園地方選・松山会場、Aブロック審査員(於大街道商店街)。2013.6.23、9:30-17:00。 *俳句甲子園地方選の松山会場Aブロックを担当。優勝は宇和島東高校。

明治時代の正岡子規、その実像  (新居浜生涯学習大学)

■新居浜生涯大学(於新居浜生涯学習センター)、2013.6.22、14:00-16:00。 ■主に新居浜市民の方々を対象とした講演。明治時代の正岡子規の実像を、当時の資料等を交えつつ講演を行った。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2013.6.3-2013.6.7、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、前川佐美雄の短歌(6/3-4、月-火)、佐藤弓生の短歌(6/5、水)、若山牧水の短歌(6…

あの頃、俳句は54 明治の俳諧18子規たちの素顔4 (俳誌「円虹」)

*「円虹」222号、2013.6.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。54回目は松山の愚陀仏庵で漱石や柳原極堂らと句会に打ちこんだ際、彼らの俳句観が当時一般と異なったものだったことを述べた。

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒5 「広場」昭和十三年六月号(俳誌「円座」14)

*「円座」14号、2013.6.1、pp.25-29。 *かつての俳誌をたどりつつ、近代俳句の諸相を述べる評論。第5回は「広場」昭和13年6月号に注目しながら、渡邊白泉の著名な戦場俳句とほぼ無名の飯島新松子の連作とを比較考察した。 なお、本稿は大幅に改稿して『NHK…

俳句と、周りの景色1 写真との比較  (俳誌「白茅」)

■「白茅」1号、2013.5.30、pp.25-27。 ■俳句と諸ジャンルをめぐる連載。1回目は写真と俳句の比較。 一般に俳句とカメラには共通点が多いと語られるが、たとえば「まつしろに薺咲く野へ棺ゆく 飴山實」等のある種の俳句は写真に翻訳不可能なものがあること…

【公開エッセイ】松山グランド劇場  (愛媛新聞「四季録」09)

*初出:「愛媛新聞」2013.5.27、「四季録」より。松山市大街道付近の「松山グランド劇場」について綴った。 ∴ その昔、松山大街道付近には芝居小屋や映画館が数多くあった。明治期には正岡子規が夏目漱石とともに大街道へ芝居を観にいったり、大正期には松…

【公開エッセイ】道後鉄道の路線跡  (愛媛新聞「四季録」08)

*出典:「愛媛新聞」2013.5.20、「四季録」より。夏目漱石「坊っちゃん」に登場する鉄道の路線跡について述べたもの。

シンポジウム「淡々って何なん?」 (松山市立子規記念博物館)

*子規記念博物館、2013.5.19、13:00-15:00。 *近世文学研究者、福田安典氏(日本女子大学)主催の科研シンポジウム。内容は、江戸中期の伊予俳諧に大きな影響を与えた松木淡々と伊予俳壇に関するもの。 講演:深沢了子氏「松木淡々と伊予俳壇」(聖心女子…

『京都近代文学事典』 (和泉書院)

ISBN:978-4757606593:detail*京都に関する近代文学作家・作品等の事典。「高浜虚子」(pp.202-205)「山口誓子」(354-357)「鈴鹿野風呂」(184-186)「原石鼎」(291-292)「日野草城」(294-295)「坂本四方太」(151)「柳田新太郎」(351-352)「深津…

【公開エッセイ】内子の活動写真館  (愛媛新聞「四季録」07)

*初出:「愛媛新聞」2013.5.13、「四季録」より。 ∴ 内子駅を降りると驚いた。駅前に蒸気機関車が鎮座していたのだ。文楽や木蝋などで有名な内子町にあって、漆黒の機関車に出会うとは思わなかった。 案内板によると昭和14年製、旧内子線を昭和45年まで走っ…

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2013.5.6-2013.5.10、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、土屋文明の短歌(5/6-7、月-火)、短歌の初夏(5/8、水)、東直子の短歌(5/9、木…

三津のさざめき  (愛媛新聞「四季録」06)

*「愛媛新聞」2013.5.6、文化欄13面。 *愛媛ゆかりの文学を綴るエッセイ「四季録」。三津浜と国木田独歩「忘れえぬ人々」についてまとめた。以下は全文。 ∴ *三津浜に行くと昔の絵葉書を思い出す。「三津の朝市」という絵葉書で、明治~昭和初期の白黒写…

あの頃、俳句は53 明治の俳諧17子規たちの素顔3 (俳誌「円虹」)

*「円虹」221号、2013.5.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。53回目は松山の愚陀仏庵に転がり込んだ子規が漱石とどのような暮らしをしたかを述べた。

吉田竜宇と「平成」の暴力 ―大学講義で取り上げた時のこと―  (「率」3)

*短歌誌「率」3、2013.4.28、pp.30-35。 *吉田竜宇の短歌を大学講義で紹介しながら「暴力」について考察した内容を綴った。具体的には、戦争関連を連想させる作品と平成年間のアニメ作品における「暴力」のありようの関連性を探った。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2013.4.1-2013.4.5、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、永井陽子(4/1、月)、三好達治「甃のうへ」(4/2、火)、室生犀星「春の寺」(4/3…

あの頃、俳句は52 明治の俳諧16子規たちの素顔2 (俳誌「円虹」)

*「円虹」220号、2013.4.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。52回目は三津浜を詠んだ子規の句を手がかりに、往時の三津浜の風情などを綴った。

四季録  (愛媛新聞)

■愛媛新聞のコラム「四季録」、月曜日担当。 ■各回ごとの随筆。内容は愛媛全般・俳句・文学・映画・カメラ・鉄道・音楽・食事・趣味などを執筆予定。

刻まれた句、漂う夢 俳誌の光芒4 昭和八年、さくらの風景(俳誌「円座」13)

*「円座」13号、2013.4.1、pp.28-32。 *かつての俳誌をたどりつつ、近代俳句の諸相を述べる評論。第3回は高屋窓秋「ちるさくら海あをければ海へちる」を軸にしながら、往事の新興俳句のありようを綴った。

はるかな帰郷―田中裕明の詩情について―(4) (俳誌「静かな場所」10号)

■「静かな場所」10号、2013.3.15、pp.13-14。 ■田中裕明の「詩情」をめぐる連載評論。彼が1980年前後の“磁場”をくぐった俳人であることを重視し、1970年代にデビューした詩人荒川洋治の『水駅』と裕明の共通点を探るための序論を述べた。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2013.3.4-2013.3.8、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、「田螺」句(3/4、月)、与謝野晶子の短歌(3/5、火)、北原白秋の短歌(3/6、水)…

含羞と矜持 特集/眺望・加藤郁乎  (俳誌「LOTUS」24)

■「LOTUS」24号、2013.3、pp.20-21。 ■2012年に亡くなった加藤郁乎追悼特集。前衛俳人・詩人、江戸俳諧考証の大家等の顔を持つ郁乎を、和洋古今の芸術を解する東京の教養人と見定め、その随筆と作品に一貫するものを述べた。

あの頃、俳句は51 明治の俳諧15子規たちの素顔 (俳誌「円虹」)

*「円虹」219号、2013.3.1、pp.12-13。 *正岡子規を中心とする子規派を明治俳諧として捉える連載評論連載評論。51回目は松山の玄関口だった三津浜で子規たちが逍遙し、それを漢詩文や随筆等にしたため、仲間内で興じあったことなどを述べた。

几董『井華集』夏 輪講(13)  (研究会紀要「俳文学研究」59号)

■「俳文学研究」59号、2013.3.1、pp.6-8。飯沼憲子、竹内千代子各自、青木。青木担当は8p。 ■京都俳文学研究会による几董『井華集』輪講録。各氏、青木。春部の内、「花といふ論定りぬさくら人」「雲水の香をせきとめて花の塚」を担当。

批評家たちの「写生」(九) 小林秀雄 その一 (俳誌「翔臨」76)

*「翔臨」2013.2.28、pp.8-9。*文芸批評家の論から「写生」を捉え直す連載評論。今回から小林秀雄の評論を参照しながら近代俳句の「写生」を探ることとし、その一回目として小林の『近代絵画』を参照した。

ことばの花束  (エフエムいたみ)

■エフエムいたみ(伊丹・北摂・神戸周辺)、2013.2.25-2013.3.1、AM9:50-10:00、14:50-15:00。 ■ラジオ放送。各回ごとのテーマに沿ってさまざまな「ことば」を紹介。詳細は、俵万智「今何を考えている菜の花の辛子和えにも気づかないほど」1(2/25、月)、…

えひめ・熱中・夢中人 (エフエム愛媛)

■エフエム愛媛、2013.2.9、AM9:30-9:55。 ■ラジオ放送。2/2に引き続き、中村時広知事による番組のゲスト出演。松山での暮らしや特産品、大学での授業など。